2012年7月アーカイブ
過去2作品の伏線がすべてこの作品で集約され、ダークナイト=闇の騎士のレジェンドはここに完結した。おそらく...そのはず。
前作のジョーカーのイメージがあまりに強く、正直ベインというキャラクターがどこまで際立つのか、まして、全シリーズの「Mrフリーズの逆襲」のイメージもあったりなんで心配だったが、オープニングからなかなかの活躍ぶりで安心。だんだんとゴッサムを手中に収めていく過程はなかなかのものなのだが、なぜ彼がゴッサムやバットマンに執着心を抱くのかがちょっと希薄な気がして、ややじれったさも。いや、それは贅沢な印象で、もちろん終始面白かった訳なんだが。しかし、それも実は演出だったのかと。終盤の思わぬどんでん返しから全てがスッキリと霧が晴れたようになりましたそうか、そういうことだったのね。ベインもそういう意味では哀しいキャラクターだったのだと。で、ドンドンとテンポを上げて一気にクライマックスへ。ゴッサムの壊滅は免れて、代わりに大きな代償が...。
さて、バットマンは他のスーパーヒーローのように宇宙人だったりミュータントだったり、特殊の応力を持っているわけではないということを、今作でも改めて描いてます。そう、少しの財力と肉体的な鍛錬、そして強靱な精神力によって成り立っているのだと。地下牢を脱走するために彼が必要としたのは、筋肉ではなく精神力だったわけで。そこがね、バットマンのテーマでしょう。
そして、もう一つのテーマは正義。正義を成すということはどういうことなのか。大きな闇を葬るには、うわべの法を超えた、法ではない正義、闇の力を使わなければならない。マスクに象徴されるアイコンとしての闇の正義の力。これを成すことが、どれほど大きな精神力を必要とするか。強靱な力は肉体でなく精神にこそ必要であると。それがテーマですなぁ。
バットマンを失ったゴッサムのその後を、ラストでのいくつかの描写で説明しているのだが、ここもやはり見ものかと。"バット"の自動操縦システムが、ブルースによって完成されていたこと。修復されたバットシグナルの前に立つゴードン。ブレイクが「ロビン」と呼ばれるところ。アルフレッドが観た光景。そして、ブレイクがバットケイブに侵入する...。ゴッサムが再び強大な悪に蹂躙されたとき、三度ダークナイトは現れるはずだ、今度はサイドキックとともに、と観客に強く印象づけて幕を閉じるところは、さすがクリストファー・ノーランだなぁと。
骨太のドラマを観た。素晴らしい作品。最高の賛辞を送りたい。
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「ダークナイト ライジング」(原題:The Dark Knight Rises) 12米 監督:クリストファー・ノーラン CAST:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、モーガン・フリーマン他
劇場版としては3度目になるのかしらん。77年版、02-05年のサミ・ライミ3部作。そして今回新たなシリーズ開始と。77年版も観に行ったくらいだからね-、35年前にさ。原作のコミックスも神保町へ買いに行ってたくらいのアメコミ好きだったわけですよ、当時高校生のMAXは。
さて、サム・ライミ版も楽しかったんだけど、敢えて今回またリメイクなのかってことですけどね。まぁ。役者が老けるということもやはりコミックは生き物なので、最新の生活描写なんかがすごく生きてくる。それには設定も少しづつ見直さなきゃいけないし、キャラクターの内面の描き方も変わってくるのかと。
で、このマーク・ウェブ版ですが、個人的には非常に原作の持つアメコミ世界観に近いなーと。元々スパイディは戦いながらもずっとおしゃべりしてるようなイメージなんだけど、その辺りの根の明るさみたいなトコロはちゃんと出ていて楽しい。もちろんお話しとしては、人も死んだり哀しいこともあったりで、重たいところもあるけれど、スパイディの明るさがちゃんと描かれてたです。そこがいいよね。後味もスッキリしていて。もちろん、続編も作っちゃいますけど何か、的な伏線も張りまくりだし。だってオズボーンの名前があれだけ出てくるんだもんね。ピーターの出自や両親の秘密もあるし。
ヒロインがグエンってところもウレシイですなぁ、古くからのコミックファンには。もちろん、コミックでは哀しい結末があるし、おそらく今後もそういう展開になりそうな気配ですがね。MJよりもグエンの方が、ピーターにはお似合いという古いファンはまだまだいるのではないかな?
ちゃんとエンターテイメントしている、いい意味で非常に無難な楽しい映画。これはBD出たら買うでしょう。IMAX3Dで観ましたが、目が疲れずホントに素晴らしかったですよ。
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「アメイジング・スパイダーマン」(原題:The Amazing Spider-Man) 12 監督:マーク・ウェブ CAST:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス、デニス・リアリー、マーティン・シーン他
強まる闇ユウキの力。ジェミニ誕生の儀式が行われて、サジタリウスとジェミニがプレゼンターの元に。って、プレゼンターって何ですか?そもそもサジタリウスは何をしようとしているかってところがまぁ、そろそろ小出しになってくるかと。
で、本当のユウキが消滅するのをすくったのは、まともや友情。弦太朗ったら大事なことを忘れてるんだからなー。結構あっさりとしたヒミツ。まぁ子供らしい。しかし、子供の頃の約束って、すごく重たくてねぇ。だからこそ、ユウキを引き戻すことが出来たと。まぁそういうことです。
で、友子ったら、まぁそうじゃないかという描写はこれまでも結構あったんだけど、やはり流星に行ったか。流星の及び腰が笑えますな。つうか、流星が結構細かくボケてて楽しいんだが。
タチバナ=ヴァルゴが明らかになったわけでが、それでも、いやそれだからこそ、タチバナとのいやヴァルゴとの特訓を続けようとする弦太朗である。で、あまつさえダチになろうと。で、その末についにひとりでコズミックステイツに変身。離れていても、絆を感じられればコズミックにはなれるのだよ。それが友情パワーってやつですな。
さすがにヴァルゴもここに至りフォーゼの成長を目にし、タチバナ=ヴァルゴ=江本の姿をさらすわけだ。流星と友子はもちろん、過去にダークネビュラに送った生徒も無事らしい。あー、じゃ園ちゃんも無事なんだろうなー。
まぁ大方の予想通り、我望に叛旗を翻すがための行動、アンチゾディアーツ。それはかつて心ならずも歌星博士を手にかけた事に起因するものだがこのあたりまだ謎がありますなー。
そしてついに姿を現したサジタリウスに手も足もでないフォーゼとメテオ。江本も殺されて、ゾディアーツとの戦いはいよいよシリアスな局面ですなあ。
おおぉ、新展開。友子をダークネビュラに送ったヴァルゴが江本教授だったのは先週のビックリだったわけでが、なんとそれがタチバナとも同一人物だったとはね。江本=ヴァルゴ=タチバナと。これはビックリです。ヴァルゴの正体がおねーさんじゃなくてがっかりなんて事を先週書きましたが、前言撤回です。これはなかなか面白くなってきた。
まぁ、タチバナが再三友情という言葉を口にしたり、ヴァルゴがライダー部を襲ったりというのは、やはり江本と歌星の過去の関係からするに、アンチゾディアーツな立場がホントのとこなのかも。ダークネビュラって、実は安全なところで、そこに友子を隠しているとか。かつてヴァルゴはメテオを助けるような行動も取ってるし。わざと内部に入り込んでるっていう、そんな展開を予想しますな。
しかしだね、仮面ライダーを特訓する「タチバナ」さんってねぇ...。まぁ胸アツですな。
悩むニック。つうか凄いなぁ、バディロイドって完全に独立した人格、しかも人間並みに感情があるという...。だったら巨大ロボも操縦せずに自分の意志で戦えるようにしたらいいような気もしますが、まぁそこは突っ込んではいけないポイントなのでしょう。
てなわけで、自分の立ち位置を見失い悩むニック。いや、筋トレとかしないでしょ、筋肉無いんだし。頭がいいのか悪いのか、よくわからんロボット達だなぁ。でも、「バイクの人」で充分に特色あると思うんだが。他のバディロイド人はない特殊な性能でしょ。
で、メカは合体するもので、金銀合体も出ました。カブトムシの王様と言えば、ヘラクレスですな-。ネーミングで小さなお友達も大喜びです、きっと。
