怪奇大作戦 -ミステリー・ファイル-の最近のブログ記事

犯罪の暗い闇を覗いてしまった者、その犯罪の目的が人間の感情によって起こされたわけなく純粋に事象の結果を求めるものであったとしたならば、その事象を追い求めるものもまた、事象を引き起こした者と同じ深淵の縁に立つこととなる。牧の研究者、探求者としての部分は、それが純粋なものであればあるほど危うい。彼を犯罪者と一線を引くものはなんなのか。倫理であったりモラルであったり。いや、そんなものは純粋な探求者には関係ないのか。結果としてたまたま犯罪を起こしていないだけで、牧は自分自身が既にそちら側にいると言うことを自覚していたのか。
というわけでラストに重たい話が来ました。今回の事件の犯人、誰かもわからないし、動機も無い。まさに純粋な殺人。深淵を覗いたのは犯人か、牧か。そして、これからも深淵を覗く者は後を絶たないということか。
今回のシリーズ、キャスティングもよく、できればシリーズ化してもらいたいところだなぁ。こういうカタチでもいいので、半年に一度とかね。NHKならやってくれるんじゃなかろうか...。

http://www.nhk.or.jp/kaiki/
今回はなかなかホラー色の濃い話だったねぇ。とはいえ、怪奇な事件を科学捜査で解明。しかし、その裏には人間の悲しい思いが隠されていたという怪奇大作戦の王道パターンです。
顔が崩壊した少女に噛まれて溶けた人間。複数の少女。クローン。そして幼い兄妹の悲しい約束。これらが事件の解決に集約されていく演出は、なかなか見応えアリ。的矢所長の因縁話もあり、よりストーリーに重みが増してます。
惜しむらくは武藤という人間ももう少し掘り下げて描写して欲しかったなぁ。クローン研究で学会から追放され、結果としてその恨みを晴らすために道を踏み外した。江川の妹との約束、それは本来であれば禁忌であるが、武藤という闇と出会って実現となってしまう。そのあたりのドロドロしたところをもう少し見たかった。
しかしね、牛の子宮を使って人間のクローンを培養させるって、本当に怖いね。

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人が一瞬で白骨化するという怪奇事件に取り組むSRI。で、それをたどっていくとなんかすごい大きな話になっていくんですな。人類のうち、男性を全て根絶させようという計画。まさに女王アリの発想。アリが人を食い尽くして白骨化させるというトリックと、その働きアリが実は全てメスという事実が、男性不要という考えの暴走とうまくシンクロしていて面白い。しかし、その話はさらに先があって...怪優嶋田久作、さすがですな。この人も円谷作品との親和性高いよねー。大好きな役者です。もちろん、高橋かおり山本未来というゲストが非常に良くて、全体として、非常にコワイ話に仕上がってます。アリが体中にたかるシーンは、さすがにムズムズしたですよ。でも、そういう意味では無いコワサが、今エピソードだからね。
オチも効いてました。クッキーにたかるアリ。背中がぞぞっとね...。

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全く新しい、リブート版の怪奇大作戦。オリジナルとかセカンドファイルとの繋がりは特にないようですね。役名もほぼ同じだし。ただ、的矢所長は女性になってるのと、さおりがたんなるお茶くみじゃ無くて、SRIの戦力になっていること。それと、警視庁のSRI担当島田警部補も女性。レギュラーの半分が女性になりました。
さて、第1話は、怪奇大作戦らしい怖さと悲しさ、そして犯罪の陰にある科学がうまくブレンドされたお話しだと思います。「血の玉」の怖さの描写もいいしね。それとその仕組みを暴いていくSRIがいかにも理系なチームでカッコ良いなぁと。上川隆也の牧史郎、以外といいんじゃ無いですか。まぁこれだと牧が主人公になるのが基本で、助さんこと三沢があまり目立たないかも、だけど。さおりがちょっと気の強い現代風な女性として描かれてるのが良かったなぁ。
ゲストに良い役者を呼んでいるのあり、なかなか重たい演出で、事件の解決に至ってもなんだかすっきりとしない、あの独特な世界観は出せてると思います。全4話、それも期待ですな。

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