仮面ライダー555 「第4話」

今回は“結花ちゃんオルフェノクになる“後編です。
死んでまた甦った結花、しかし、体には変化が起こっていた。一旦死んだ人間が甦ると、それがオルフェノクになるということか。オルフェノクに殺された人間は生き返るが、すぐに砂となって崩れてしまうと。不幸な彼女が不幸な事故で死に、甦りながらもまだその不幸な現実に変わりはなく。人から疎まれいじめられ、その悲しみが頂点に達し怒りへと変わるとき、オルフェクの能力が発動するということなのだろう。自分をいじめていた者らを(多分)皆殺してしまう結花。その美しきオルフェノクの姿は、まだまだ見せてくれませんなー。行き場を失った彼女に、「仲間だ」と近づく勇治。この物語は、“敵”側の事情をきちんと描くのが大きなポイントなのだよね。
さて、一方の“啓太郎はみんなを幸せにしたい”後編は、ファイズベルト他変身アイテム一式を彼が盗み出すという展開に。皆を幸せにするという、いかにもヒーロー的な発想で、自発的に仮面ライダーになろうとする男は、残念ながらその望みを果たせない。ファイズの力は彼を拒絶する。オルフェノクの力は、受け入れることがあっても、だ。オルフェクがベルトを付け変身するという、ショッキングな展開はちょっとワクワクさせられるね。ライダーが主人公以外でもなれるという、それが敵であってもという。うーん、鉄人28号的な、ね。♪敵に渡すな、大事なベルトってな感じですか。
そんな危機一髪を助けてくれるのが、オートバジン。いやぁ、オートバイが変形する実写ロボットは、ザボーガー、リクシンキ以来ですわ。完全変形オートバジンはちょっと買いたいような気がするゾ、MAX的には、今後の展開としては、555に合体変形でパワーアップ、とかもありかなーと思ったりね。
このオートバジン、ちゃんと555がオルフェノクだってことをわかって攻撃してたねぇ。自動オルフェノク探知機とか内蔵してるのかしら。それ以前に、ちゃんと巧達のピンチを悟って、勝手に変形してるモンなー。超AI搭載というか、自我を持ったロボットなのかな。
巧はなんとなく自分の目的意識みたいなのが出てきたし、啓太郎と真理に対する態度も変わってきた。一方の勇治と結花も出会ったところで、これで主役5人がその役どころを持って、きちんと出揃ったわけだ。
さて、今回のオルフェノク役の山崎勝之くん、すぐに倒されちゃったのが残念でした。勝村美香ちゃんといい、次回登場の影丸茂樹氏といい、なぜか平成セブンキャストが続きますな。