仮面ライダー555 「第3話」

今回は新キャラクターふたりのイントロダクションですな。
まずは結花。家庭で疎まれ、学校でもいじめられ、生きる希望を失いかけているという彼女…。そんな彼女もメル友にだけは心を許し、実際にはありえない明るい生活ぶりをメールに託す。それだけが彼女の心の逃げ場所ということだろうか。なんだか、見ていて心が苦しくなるような、そんな描写が続く結花である。
その結花のメル友が啓太郎。メル友の結花にほのかな恋心を抱く彼。この彼が、巧、真理とともに「旅の仲間」を組んでいくわけだね。この結花と啓太郎をちゃんと繋げながら、巧、真理と絡んでいくという持っていき方は上手いねぇ、井上さん。これは、先の展開が楽しみになるというものだ。
で、その啓太郎。みんなを幸せにしたいんだという、なんつうか一言で言えばお人よし。五代雄介風ですな、ある意味。ま、ちょっと頼りなさげなキャラなんだけどね。これがまた巧、真理とのちょっとした出会いから事件に巻き込まれていくというわけだ。このふたりにかかわると、なんかろくなことないのかもしれん(笑)。
巧、真理のふたりは、すでに夫婦漫才の域に…。あと30cm近づくことを許可します、とかね。
さて、今回の謎は地下の教室。1995年の学校の教室が、何故地下にあるのか。これが、巧たちとどう関係していくのか。興味深い伏線ですな。
でもって、またもオルフェノクに襲われる真理。ベルトが狙われているわけだな。3人が空港に降り立ってるので、あとふたりはまだこれからの登場と。で、早速変身する巧。3回目にしてすでに完璧な変身ポーズ。つうか「変身!」って叫ぶってのはどこで覚えたのか。ポーズもね。やはりあのマニュアルに書いてあるのかなぁ。今回はフォンブラスターとファイズショットを使っていたけど、これも何で使えるのか…。いや、ひょっとするとマスク内のモニターにヘルプ画面が出てるのかもしれんね。ここでは、これを使えとか。前回のファイズポインターの時は、それがよくわからなかったと。で、変身の掛け声とかポーズも、次回はこうやりなさいって指示されてるのかもしれん…。しかし、巧はやる気ないね。これほどやる気のない仮面ライダー、過去に見たことないし(笑)。
さて巧の変身を見てしまった啓太郎なんだが、これが次回にどう繋がるのか。そして、一方結花はその頃、「誰かを傷つける人なんて誰もいない」という思いを抱きながら、雪の中死に至る…。なんとも悲惨というか、やりきれない死。
だが、その死から目覚める結花。その目は怪しく光って…。