ネオ・ウルトラQ 第1話「クオ・ヴァディス」
ウルトラQセカンドシーズンという触れ込みで、WOWOW制作の新リーズがスタート。全12話で、あのウルトラQの続きをやろうというわけです。円谷プロ設立50周年だから、こういう花火も上がろうというもの。しかし、これじゃ、あの2004年の「ウルトラQ dark fantasy」は無かったことに?「ウルトラQ ザ・ムービー」も無かったことに?ちょっとこれはさびしい気もするのだけどね。
しかしながら、特撮シリーズの復活は嬉しい。WOWOWでそれなりに制作費をかけて、真面目に大人向けの特撮シリーズというのは、期待も高まるわけです。
さて、第1話。なるほど、いきなりこう来ましたか。第1話は、そのシリーズの方向性を示す大事なエピソードなわけだけどね。こういうトーンで行きますよと。こういうトーンなのね。オリジナルウルトラQは、「ゴメスを倒せ」だったからね。
現代にウルトラQの世界観を持ってくると、こういう話なんでしょう。すでに怪獣が出現して、それが日常になっている世界。それをリアルに描く。怪獣は何ものか、何をしたいのか。理解不能だからこそ、人間はそこに畏怖を抱くのだな。このニルワニエ、結局何がしたかったのか。黒点との関係は?よくわからないところがまた、いいんでしょう。
キャスティングもなかなかいい、特に島田雅彦がよかったなぁ。役者は本職じゃないはずだけど、雰囲気ある。
さてさて、12話、どんなバリエーションで見せてくれるのか、楽しみです。
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