シン・ウルトラマン観ました(ネタバレあり)
まずね、タイトルでやられましたよ。シン・ゴジラのタイトルが出て、それを破ってシン・ウルトラマン。言うまでも無くオリジナルへのリスペクトなのですが、えぇ、これってシン・ゴジラと同じ世界観なの?って思わせてくれるところが既に楽しい。その後のゴメスはまぁ、ゴジラなんだし。モノクロで「シン・ウルトラQ」までやってくれるのは大サービス。その後の禍特対発足までも処理してるし。
「シン・Q」パートにパゴス、そしてネロンガにガボラというにも実にマニアックな選択だけど、ちゃんと劇中で説明されてましたな。生物兵器であると。同じ種の派生ということで。
ウルトラマンがやってくるのはベムラーを追いかけてと思いきやネロンガでしたか。いや、ベムラーも見たかったぞ。「ULTRAMAN」ではベムラーが重要なキャラだけど、こちらではそうはできなかったのかな。まぁ、それはよし。
自分のせいで人を死なせてしまった光の国のリピアが、人間と融合する話は基本ですが、神永が徐々に人間の文化を覚えていったり、ウルトラマンの顔が徐々にAタイプからB、Cへと変化していくのは面白い感じ。そうそう、カラータイマーがない代わりに身体の色でその衰弱具合を表すってのはなかなかのアイデアじゃないですか。ティガ以降のタイプチェンジを逆に利用したというかね。
話は5パートありますよね。これって昔のウルトラマンの再編集劇場版的な感じですよね。なんか意識してるのかなって。最低限の説明だけして、エピソードをオムニバス的に並べてる。ネロンガ、ガボラ、ザラブ、メフィラス、ゼットン。はじめちょろちょろなかぱっぱ、みたいに徐々に盛り上がってくんですねぇ。
で、やはりメフィラスの山本耕史がよい。まぁ、こういう奴ですよ。しかも人類を巨大化させて兵器に転用させるって発想も素晴らしいわ。
ここで巨大長澤まさみを出したり、匂いネタを出したりと、結構なフェチネタをぶち込んでくるのもね、ここらへんは賛否分かれそうだなぁ。やややり過ぎ感もあったように思えるけど。まぁいいか。
シン・ゴジラと同じようにやはり政治家を出してきて、その右往左往ぶりを外星人につけ込ませる展開だけど、”政府の男”役の竹野内豊が気になるじゃないですか。もうこれってシン・ゴジラの赤坂なんじゃないの?いかにもですよ。シン・ゴジラと同じ世界観なのか、それともとてもよく似たマルチバースの違うアースなのかねぇ。
さて、最後の敵はゼットン、というかゾーフィが持ってきた光の国の兵器。地球を壊滅させるのが光の国だというのが、この映画の最大のポイントでしょうよ。これはね、どうなのかな。なんというか、意外性のある話としてはありだし、オリジナルの「ウルトラマン」をリブートするという意味ではいいんでしょうけどね。でも昭和生まれにとってはM78星雲光の国は正義の戦士達が住まう場所という刷り込みがあるので、気持ち的には若干の違和感はあります。でも、独立した映画のストーリーとしては当然ある展開ですわ。
ウルトラマンは古谷敏さんを3Dスキャンしてさらにモーションコントロールも取ってるみたいで、あの体型が完全にCGで再現されています。しかもぬめっというかつるっというか、そんあ表面で、しかも最初はなんだか動きも人間ぽくなくて、キモチワルイところがいかにも宇宙人いや外星人を表現してました。禍威獣は怪獣をリファインしててなかなかカッコいい。ちょっとパワード怪獣っぽいかな。外星人のザラブとメフィラスもCGならではの表現が面白かったです。
ということで、いくつか気になる点も無いことは無いけれど、総じてとても素晴らしい作品。オリジナルに引っ張られることなく、そしてオリジナルをリスペクトし再現している。そんな作品だと思います。ラストシーン、終わり方も良いです。あれでぱっと終わる潔さ。好きです。




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