ウルトラセブンX 「HOPELESS」

人類の無気力きわまれり。ホームレスならぬホープレス。かつてのセブンで描かれた、バラ色でない未来。第3惑星であったり、狙われた街であったり。しかしそこには救いがあったはずなのだが、このxでは現実の世界としてもう、来てしまっている。
目先の金のために、侵略兵器の製造のために命を売る人々。彼らは地球の未来には興味が無く、明日の生活のために命を削るのだ、自分の意志で。この行為は、宇宙人の侵略行為と同義ではないのか。侵略行為に手を貸すのと同じことだから。
セブンはマーキンド星人を倒し、人々は解放される。彼らはまた何事もなかったように、希望のない街に戻っていく。
等身大アクションはよかった。アイスラッガーもさすが必殺技という描写でいいねぇ。