仮面ライダーフォーゼ 最終話「青・春・銀・河」

賢吾を欠いた仮面ライダー部。ラビットハッチも爆破され、部員達は満身創痍。最後の戦いを理事長に仕掛けるのだが、そこはフォーゼ、憎しみの戦いではなく、人々を救うための戦いなのだと。亡き賢吾のメッセージが、弦太朗を、部員を突き動かす。

サジタリウス・レオ対フォーゼ・メテオの最後の決戦。メテオは、レオの犠牲的な戦い方ではなく、友と共に生き抜くという心が、力となったわけですな。ついにレオを撃破。そして、フォーゼとライダー部はサジタリウスを憎むのではなく、その考え方をも受け止めた上で友達になるために、拳を付き合わせて戦う。我望もその力には最終的には屈するところとなる。
なるほど、敵のボスと友達になっちゃうという最終回、これはさすがに今まではなかったなぁ。つまり絶対的な悪というものは、このフォーゼの世界では存在せず、プレゼンターという高次元の存在とのコンタクトを求める、そのやり方の違いで争いが起こっていたと。目的は同じなのだから、理解し合えるのだよ、というねぇ。なるほどねぇ。さすがは如月弦太朗、天高すべての人々と友達になる男だ。
そして。第一話のあの橋で、手紙を捨てようとした弦太朗を止めるのは賢吾。逆になっているわけです。まぁ、賢吾が復活するのはご都合というか、Wからの最終回パターンとして定着するのか、とか。でも我望理事長からの最後の贈り物と考えれば納得も出来るか。このフォーゼの幕引きは、やはりハッピーエンドでなければならないし、ライダー部も存続しなければね。宇宙ライダー部にバージョンアップしてるけど。
というわけで、フォーゼ、楽しい仮面ライダーだった。もう、これが仮面ライダーなのかよくわからんくらい、突き抜けてたかも。見ていて元気になれる仮面ライダー、それがフォーゼだった。1年間、お疲れ様でした。

http://www.tv-asahi.co.jp/fourze/story/48.html