ウルトラマンマックス 「第三番惑星の奇跡」
両親もいない、失明までもし、希望はピッコロだけ。そんな少女アッコの夢を「イフ」が奪う。
元々は何もしない白い大きな固まりだった。それがDASHの攻撃を受けることで怪獣化する。受けた攻撃をそのまま自分の武器として凶暴になっていく怪獣「イフ」。マックスのマクシウムカノンを受けたイフは、そのマクシウムカノンを自分の武器とし、街を破壊し尽くす。マックスの武器も使いようによっては恐怖をもたらすものであるという描写は怖い。「イフ」はifであり畏怖であるわけで、マックスも、そしてDASHも蹂躙される街を目の前にして手も足も出ない状態。これまでに破壊し尽くされる街の描写は、ウルトラシリーズでは珍しいですな。悲壮感をかなり強調してて。
さて、アッコは自分の夢であったピッコロの発表会をイフによって打ち砕かれてしまった。そんなアッコはひとりで怪獣イフが眠る、本来であったら発表会が行われたはずのホールに向かう。燃える街の中一人裸足で泣きながらピッコロを抱き歩き続けるアッコ。どうしてそこまでたどり着けたのかなんて、野暮なことは言わん方がいいですな。廃墟に残る十字架が終末感をさらにあおります。
イフの前で、ピッコロを吹くアッコ。その“攻撃”に対して反応するイフは、音楽をアッコにあわせて奏で始める。イフの武器はすべて楽器となり、マックスがDASHアルファのアッコとともに、宇宙へと導いていく。
何というか、大人の寓話というかダークファンタジーというか、そういう一編で。三池崇史監督を迎えてのマックスでありましたが、かなり三池ワールドのかたっぽに降ったなぁという印象。まぁ、スペシャルということです。
サブタイトルはウルトラセブンのアレです。でも、悪夢ではなかったと。


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