実家マンションの売却(中篇)
前篇から続きます。
実は実家マンションを売る件、この時点ではきちんと母親に理解してもらってませんでした。もちろん委任状にサインをもらってますが、本人は何が進んでいるのかはよくわからなかったようなのです。引き渡しまでに、司法書士に対して母親本人が売却の意思を明確に示さなければなりません。喜怒哀楽がまだらになってきた母親に状況を理解させてうまく説得できるのか、非常に不安でありました。
7月16日(月・祝) 弟と二人で、母親に老人ホームの件、家の売却の件を改めて説明しましたが、まぁそりゃ大変な勢いで反対されまして…。一方的に感情的になってまくしたてるのでもう手の付けようもなく、その日は退散しました。
正直、これでは交わした不動産売買を保護にしなければならないかも。引き渡し日までに司法書士の確認なんてできないかも。そうしたら、契約違反になってしまうかも…。ホントにどうしたもんかと悩みました…。
その後、近くに住んでいる弟が通院に付き添う際に話をして、一旦は本人はある程度納得はしてくれたとの連絡がありました。残念ながら私は母親との折り合いはあまりよくなく、弟の話なら聞いてくれるのです。
とはいえ、何せ要介護2の認知症ですので、それも忘れてしまってまた振出しに戻るようなこともあるわけです。
8月25日(土) 結局、弟と話し合って、だまし討ちではないですが、病院に入院するという体で老人ホームに入所させました。その時のいきさつはこちらに。
9月1日(土) 司法書士面談でしたが、これがもうあっけないくらいに問題なく済んでしまいました。いやぁ、ここまでの杞憂はなんだったのかと思うくらい。そのときのことはこちらにあげました。
この司法書士面談での反応で、停滞していた諸々が大きく動くこことなりました。また、最大の悩みもここで解消されて、後は物事を粛々と推し進めるのみとなったわけです。
司法書士面談が終わるまでは他のことに手がつかない状態だったのですが、気が付くと引き渡しまでひと月を切っていました。残置物の処理をしてマンションを渡せる状態にしなければなりません。まずは残置物引き取りを請け負ってくれる業者をA社のNさんに紹介していただき、まずは見積りのための実地検分をお願いしました。
9月8日(土) 午前中に平塚に行き、実家の残置物の整理。母親の服など老人ホームで必要なものを仕訳け。本当に大事と思われるものだけを回収し、箱詰めにしました。午後からは弟とその家族も来て手伝ってくれました。
しかし、長い独居生活で、ずいぶんといらんものを買い込んで溜め込んでいたなぁ。あまりこちらも干渉しなかったのだけれど、まぁある意味ゴミ屋敷の一歩手前位な感じで。まずかったなぁと思います、これは。
父親は10数年前に亡くなっているのですが、小さな仏壇は老人ホームに運び、それ以外は特に形見などないので、まぁ捨てます。家具やら他のものもほとんどが必要ないものなので皆捨てます。33年間も住んできたので、やはり物は多いです。もともとは4人で住んでいたので。
9月9日(日) 弟の家に泊めてもらい、この日も平塚の実家で仕分け作業。また、残置物引き取り業者が来て見積をしてもらいました。あまりにもものが多く、業者もびっくりしていましたね。見積結果と日にちについては後日連絡をもらうことになりました。
結局残置物引き取りは9月24日に決定。引き渡し日は9月28日と決まってますので、ぎりぎりの日程となりました。見積は何と60万円。トラック5台分とのことです…。それでも安くはしてもらったんですけどね。
後篇に続きます。
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