仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE

MOVIE大戦第2弾。いやー、面白かった。ホントに。楽しかった。というのが、紛れもない鑑賞後の感想です。
全体としては、第1部がダブル、第2部がオーズ、そしてそれらが融合する第3部という構成。そして、ダブルの方はその中にスカル誕生篇が入れ子のように盛り込まれてます。
さて、まずはダブル篇。なんとついに亜樹子と竜が結婚!そこまでいつの間にって感じではありますがね、楽しい展開だなと。しかしながら、マリッジブルーの亜樹子。フィリップにとっては興味深い対象だけのようですが(笑)。で、そのマリッジブルーの原因は、仲間も、婚約者も、父親もみんな仮面ライダー。仮面ライダーアレルギーだと。まぁ、そりゃ周りがいっつも騒がしいとなると、困っちゃいますな、確かに。しかしながら、ヤミーの持つメモリーメモリによって、荘吉がスカルになった経緯を観ることとなって、考え方にも変化が。
で、スカル誕生篇は風都最初のドーパント事件。荘吉にまだ相棒が居て。まぁその山本太郎扮する相棒が犯人なわけなんですが。ここからドーパントによる犯罪が起こったと。シュラウド=文音と荘吉の関係、そして、亜樹子にずっと会うことが出来なかった理由もちゃんと明かされますな。なるほど。しかしね、吉川晃司がカッコよすぎる、あんまりMAXと歳が変わらんのだけどなな。脚があれだけあがってキックできるんだもんね。尊敬します。スカルもめちゃめちゃカッコいいしね。
子供時代の翔太郎が、第1話のドーパント、満里奈とともに登場したりするのが、ニヤリとさせられます。
オーズ篇の方は、信長のホムンクルスを作っちゃう鴻上ファウンデーションのめちゃめちゃな人々。何やりたいのかよくわからんが、メダルを使った一連の実験のひとつですな。ノブナガは鎧武者怪人として自分を裏切った者たちの末裔を殺していくと。でも、純粋なノブナガと接触してる映司は、彼を信じようとして、という映司くんのいい人っぷりがいつもどおり。哀しい結末になっちゃいますな。
こちらは、イエローレーサー、ニンジャレッドといったゲストが楽しいところです。
第3部はメダルとメモリーの力で産まれた闇の仮面ライダー、コア。こいつとダブル、オーズの戦いですな。まぁ、こちらはお祭りみたいなモン(笑)。若干の強引さで競演させちゃってるんで、単純にそのアクションを楽しめばよいのかと。しかし、腕だけのアンクにめちゃめちゃ驚くダブル翔太郎とか、ダブルのいつもの決めぜりふにカッコいいって言っちゃうオーズとか、そういう楽しいシーンもあって。
一方で、2号ライダーの活躍もちゃんと出てきます。アクセルとこの劇場版でお披露目のバース。バースはノブナガが一度装着してるんだけどね。最後の活躍では、変身を解いた後の姿は後藤。そうか、後藤がやっぱバースになるんだよねぇ?
ラストは亜樹子と竜の結婚式。風都イレギュラーズの面々がちゃんと出てきてるのが嬉しいところ。オーズの方もちゃんとオチがついてます。
さて、楽しい映画。詰め込みすぎでもうちょっとゆっくりという気もしたけど、このくらいのテンポでもいいのかな。ディレクターズカット版も後で出ると思うけどね。まぁ、とにかくあっという間に終わっちゃって、あー楽しかったと。そういう印象でした。

「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」 10東映 監督:田﨑竜太 脚本:三条陸、井上敏樹 CAST:吉川晃司、桐山漣、菅田将暉、山本ひかる、木ノ本嶺浩、山本太郎、渡部秀、三浦涼介、高田里穂、君嶋麻耶、宇梶剛士、大口兼悟 他