ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦
お祭り的なオハナシかと思ってたんだけど、いやいやそうじゃなかった。それよりも、ゴーカイジャーを観ていくなかで、非常に重要なエピソードのひとつと言っても過言ではないでしょう。もちろん、これを観ていなくてもテレビシリーズは楽しめるのだけれど、観ておくことでさらにゴーカイジャーのおもしろさが深まるというか。まぁ、そういうエピソードですな。
ゴーカイジャーのアバンタイトルでも出てくる、あのレジェンド大戦は、時間軸的にはゴセイジャーの戦いが終わって、ゴーカイジャーが来る前の世界。ゴセイグレートも倒され満身創痍のゴセイジャーが、全戦隊ヒーローと共闘するという、そういう展開。そこで失った力、すべてを持つ者がゴーカイジャー。さらなるお宝をさがすゴーカイジャーと、星を護る使命のゴセイジャー。まぁ、全然ベクトルが違うので、そりゃすぐには打ち解けませんて。それでも、黒十字王との戦いの中で、ゴセイジャーの使命感に共感していくゴーカイジャー。まぁ逆もあるわけですが。これが結構重要だったりしますな。
ゴセイジャーとの出会いが、ゴーカイジャーの地球での活動を方向付けたわけでしょう。お宝探しが目的ではあるけれど、戦隊ヒーローとしての気持ちもその根底にある。アカレッドがそのあたりをマーベラスに伝えていたかどうかはわからないけど、ゴセイ→ゴーカイの橋渡しは成された。レンジャーキーも託されたし。
さて、この映画の目玉、レジェンドヒーローたちの出演ですが、誠さん、宮内さん、萩原さんたちの出番はちょいと残念。というかもの足りません。まぁ、全部出してったら収拾がつかないか。まさにカメオ出演ではありました。青梅さん、チーフやウメコ、早輝ちゃんなんかはよかったけどね。特に青梅さん=大葉さん、いやー、良かった。
つうか、198人の戦隊ヒーローが一画面に出てるのがすごいよ。そして歴代ロボとメカが総特攻するのがすごいよ。さらに、BGMが「進め! ゴレンジャー」だったりするともう、鳥肌立ちますよ。結局、理屈とか説明とかはどうでもよくて、こういう絵が見たかったんだろっって作り手から問われてる気がするなぁ。もちろん答えはYESなんだけどさ。
ちゃんと199人目のゴーカイシルバーもちらりと出して、キチンと締めます。
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「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」 11東映 監督:竹本昇 脚本:荒川稔久 CAST:小澤亮太、山田裕貴、市道真央、清水一希、小池唯、千葉雄大、さとう里香、浜尾京介、にわみきほ、小野健斗、大葉健二、和田圭市、菊地美香、誠直也、宮内洋、春田純一、萩原佐代子、坂元亮介、佐藤健太、高橋光臣、逢沢りな、鈴木勝吾、相馬圭祐 他
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