仮面ライダー剣(ブレイド) 「第40話」

トライアルBはやはり広瀬の記憶をコピーされただけのマシンであったのか?栞はそう確信し、トライアルBを倒すためにわざとその誘いに乗って、剣崎・橘と共に思い出の地に赴く。そこに現れた広瀬。トライアルBとして、天王路の思うままに操られるだけの木偶人形。
だが、そこにトライアルGが現れたことで状況は変わる。ブレイドとギャレンのダブルライダーの力を凌駕するかのごとき戦うトライアルG。窮地に陥るライダーの下に駆け寄る栞をトライアルGが攻撃せんとしたその時、トライアルBが栞を庇う。トライアルBはその全ての記憶を取り戻したのだった。
さて、トライアルGは拉致された睦月のDNAを元に開発されたレンゲルのコピーである。光からそのことを知らされた睦月は、トライアル2体とブレイド・ギャレンの戦いに割って入る形となった。
さらに剣崎の窮地を感じてやてきた始。それぞれが変身し、ここに4人ライダーの共闘が。あれ、これって初めてかな、4人で共通の敵に対するのって。トライアルG一体に対して、4人のライダーっていうのもなんかちょっとアレですが、まぁそれだけトライアルGが強敵であると。そういうことですか。でも、4ライダーの構えのポーズとか見ると、ちょっと燃えます。オープニングでしか見られなかったからね、こういう絵柄は。
で、カリスはワイルド・カリスに、ブレイドはキングフォームになり、トライアルGを無事殲滅。
さて、トライアルBは広瀬死ぬ間際が作り出したもので、その記憶を自ら移植したのだという。しかし、それを天王路が改ざんし、自分の都合のいいように使っていたと。トライアルBは、本当は広瀬そのものであったといっても良いかもしれない。広瀬の記憶を移植された入れ物。つまりコピーではなく移動であったと。広瀬そのものであったと。「これでお母さんのところへいける…」そういって消えて行くトライアルBの傍らで泣く栞が痛々しい。春田さん、さすがです。泣かせます。
さて、ここで新たな敵が見えてきました。アンデッドの脅威よりもボードの理事長である天王路のほうが、遥かに危険な香りがしてきてます。森次さんのあの何ともいえぬ思い演技とあいまって、不気味さが醸し出されてますなぁ。