墓参り

2022-12-31

11月30日は父親の命日。ということで、今日12月3日(土)は大磯まで墓参りに行ってきました。

今回は電車で。家からは二時間半くらいかかりますが、ちょっとした小旅行という感じですね。たまに生まれ育った町に帰るというのは、なんだかいいなぁと思います。特にこの大磯という町は、「生まれ故郷に帰ってきた」という気持ちにさせてくれる風情なのかもしれません。駅に着くと、やはり、来た、というよりも、帰ったなぁ、と感じますから。

駅から寺までの風景はあまり変わりません。安心しますね。だらだらと7、8分歩けば、墓のある寺につきます。
墓を綺麗に掃除して線香をあげ、寺に護持会費を払って。この一連の流れもなんとなくルーティン化してるなぁ。違いは電車かクルマかバイクか、移動手段だけですね。

さて、その後はどこかでランチ、なのですが、行きたいと思っていたカフェに行ってみることにしました。寺から歩いてこちらも7、8分というところでしょうか。

最近もこの大磯にはお洒落なカフェがいくつもできているようですね。やはりサーファーなど、若い人たちがよく訪れるからなのか。それとも渋い観光地として注目されているからなのでしょうか。
今日訪れたカフェ「massif grace」も今年8月にオープンしたばかりとのこと。こちらでランチにします。
BLTサンドとアイスカフェオレをいただきました。お洒落で落ち着いた店内でいただくサンドイッチ、美味でした。

なぜこの店に行こうと思ったか。
大磯の情報はFacebookの大磯関係のグループなどをよく追いかけていて、新しくできたお店なんかはその場所を確かめておいて次に行ったりするわけです。こちらの「massif grace」もおなじように新しい店ができたという投稿を目にして、その場所を地図で確認したのですが、それがなんとかつて55年ほど前に私が住んでいた場所だったのですね。
前回大磯に行って、この辺りを散歩した際に、更地にしているのは確認していたのですが、そこにこんなお洒落なカフェが建つとは思いませんでした。
元々ここは母親の叔母が住んでいた家があり、その敷地内に離れのような小さな家があって、そこに私と両親が住んでいました。どういういきさつでその家に住んでいたのか、今となっては知るよしもありませんが、とにかくこの辺りは物心ついてから幼稚園に通うくらいまで住んでいた、まさに原体験の風景でありました。その風景が劇的に変わってしまったことには、なんとも言えぬ感情が湧きましたね…。まぁ、55年も経っているわけですけれど。

変わらないものと変わっていくもの。自分の故郷で織りなされる時の流れを今日はとても強く感じました。

ツレヅレ

Posted by MAX