仮面ライダーオーズ 第40話「支配と誕生会と消えるアンク」

うーん、映司、アンク、比奈の微妙なトライアングルが泣かせる。自分の気持ちに戸惑うアンク。人間をあれほど見下していたはずなのに。その人間に対して意図しない感情が沸いている。それをうまく処理できず、粗暴なそぶりを見せる。そんなアンクのことをわかっている映司。関係は常に緊張しており、絶妙のバランスでありながら、アンクの変化もわかっている。そして比奈。自分の兄の身体を支配されているはずなのだが、一緒にいる時間の積み重ねが、気持ちの変化をもたらす。敵とか味方とか、好きとか嫌いとか。そういうものではない、時間の共有によって生じた関係。
比奈が渡そうとした兄への、いやアンクへの誕生日プレゼント。受け取らないそぶりを見せながらも、通りしなしっかりと受け取るアンク。通い合う心。何とも言えぬ、不思議な関係の描写に心打たれました。
しかし、そんないいことばかりで終わらせてはくれないわけで。ついにロストアンクに吸収されてしまったアンク。完全体のロストアンクが出現。アンクはどうなったのか。泉刑事は?うーん、盛り上がる。