アメイジング・スパイダーマン

劇場版としては3度目になるのかしらん。77年版、02-05年のサミ・ライミ3部作。そして今回新たなシリーズ開始と。77年版も観に行ったくらいだからね-、35年前にさ。原作のコミックスも神保町へ買いに行ってたくらいのアメコミ好きだったわけですよ、当時高校生のMAXは。
さて、サム・ライミ版も楽しかったんだけど、敢えて今回またリメイクなのかってことですけどね。まぁ。役者が老けるということもやはりコミックは生き物なので、最新の生活描写なんかがすごく生きてくる。それには設定も少しづつ見直さなきゃいけないし、キャラクターの内面の描き方も変わってくるのかと。
で、このマーク・ウェブ版ですが、個人的には非常に原作の持つアメコミ世界観に近いなーと。元々スパイディは戦いながらもずっとおしゃべりしてるようなイメージなんだけど、その辺りの根の明るさみたいなトコロはちゃんと出ていて楽しい。もちろんお話しとしては、人も死んだり哀しいこともあったりで、重たいところもあるけれど、スパイディの明るさがちゃんと描かれてたです。そこがいいよね。後味もスッキリしていて。もちろん、続編も作っちゃいますけど何か、的な伏線も張りまくりだし。だってオズボーンの名前があれだけ出てくるんだもんね。ピーターの出自や両親の秘密もあるし。
ヒロインがグエンってところもウレシイですなぁ、古くからのコミックファンには。もちろん、コミックでは哀しい結末があるし、おそらく今後もそういう展開になりそうな気配ですがね。MJよりもグエンの方が、ピーターにはお似合いという古いファンはまだまだいるのではないかな?
ちゃんとエンターテイメントしている、いい意味で非常に無難な楽しい映画。これはBD出たら買うでしょう。IMAX3Dで観ましたが、目が疲れずホントに素晴らしかったですよ。
「アメイジング・スパイダーマン」(原題:The Amazing Spider-Man) 12 監督:マーク・ウェブ CAST:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス、デニス・リアリー、マーティン・シーン