30年ぶりのソロキャンプツーリング
さて、昨今のキャンプブームに乗っかったというわけではないのだけれど、周りでもキャンプ行ってる人が増えてきたり、最近の結構便利そうなキャンプ道具に心引かれたりして、ついにいっちゃいました、ソロキャンプ。
今から30年以上前、結婚する前には結構バイクでキャンプツーリングを楽しんでいたのですよ。結婚してからも夫婦でキャンプには出かけていたし。でも、段々と行かなくなっちゃいましたね…。
ここに至るまでは、ポチポチと外メシ用のバーナーとメスティンを買って、ちまっと飯を炊いたりしてたのですが、やはりね、外で泊まりたくなりますわなぁ。
そう思い立ったら後は早くて、テントやシェラフ等々、気がつくと一式揃えていました。ダンロップのツーリングテントとかEPIのガスストーブとか、昔の道具一式も物置には入っているんだけど、結局最新の道具のほうがいいもんね、なんにしたって。
さて、決行は2020年9月27日~28日。場所は千葉県南房総市千倉町にある「オレンジ村オートキャンプ場」としました。なんせ久しぶりなので、ちゃんとしたキャンプ場がいいかなと思って、ここに決定。
家からは高速使って2時間ほどでサクッと到着。お天気が心配だったのですが、なんとか降られずに来られましたよ。
まずは早速購入したばかりのDODライダーズバイクインテントを立ち上げます。これ、ホントに簡単。折りたたみ傘を開くような感覚で、あっというまに設置できちゃう。
けどね、ウチのナイトロッドスペシャルだと、全然バイクインになりません(>_<)。まぁ、そうだよね。無理に突っ込もうと思えば、キャノピー部分に多少は入るけど、諦めました(笑)。まぁ想定内です。
ということで、まずはメシ、メシ。
昼飯は、FLIGのソトメシ。メスティンで作る手羽元カレー風炊き込みご飯です。Esbitのポケットストーブと固形燃料で自動クッキング!
これは旨い。あっという間に平らげちゃいました。
食後はコーヒー飲みたくなりますよね。ここで、今回のキャンプに合わせて購入したSOTOのG-ストーブST-320の登場です。SOTOは以前に定番のST-310を買ったんだけど、やはりかさばるんだよねー。バイクツーリングはパッキングが命なので、少しでも小さいほうがいいということで、これを新たに買ったのでした。折りたたんだ状態ではビデオテープサイズですが…。
広げて組み立てると、下の写真のようになるのです。ソロツーリングで高山とかに行くわけでは無いので、これで十分すぎる。つうか素晴らしいですよ、このギミック。ギミック好きの男心をくすぐりますよねぇ。
ちょっと辺りを偵察などした後は、燻製とか作っちゃおうかというわけで。
まずラージメスティンに水と生卵入れて、ST-320を使ってゆで卵作っておきます。それと昨日スーパーで買って凍らせておいたササミもいい頃合いに解凍できてます。実はさらにこれ以外にソーセージも用意してたのですが、冷凍庫の中に忘れてきてしまった…。
ラージメスティンにスモークチップを入れ網を敷き、そこに食材を置く。蓋をして、またもEsbitのポケットストーブと固形燃料で自動クッキング。火が消えたら出来上がり。どうです、良い色になってるでしょう。キャンプで燻製作りは定番ね!
段々と暗くなって、周りのテントも夜の宴の準備に入ってきてます。ではこちらも準備に取りかかりましょう。
これも昨日スーパーで買って冷凍しておいたステーキ肉。オージーなのでそんなに高くはないのですけどね。これをまな板の上で塩コショウします。あ、このまな板はラージメスティンにぴったり入る檜のまな板です。某フリマサイトで作って貰いました。お気に入りです。
キャプテンスタッグのKaMaDoにヤシガラ炭をセットして、専用グリルを暖めます。頃合いを見計らって、肉を投入。下の動画で肉の焼ける素敵なサウンドをお楽しみください。
両面を適度に焼いてグリルから引き上げ、ナイフを入れるともうそれはそれは…ほどよいミディアムに仕上がってます。口に入れるととろける…、ホントにとろける旨さ。いやぁ、最高。ペロリと一枚行けちゃいますね。
並行して、これまたFLIGのトマトパエリア風炊き込みご飯も炊いていたので、こちらも楽しみましたよ、ステーキと一緒に。いやぁ、なんか贅沢です。ステキです。ソトメシは美味しい!!
他にもニンニクチップともやしを炒めたり、トウモロコシを焼いたり、あと、作っておいた燻製ササミを焼いたり。ヤシガラ炭1個で1時間くらい楽しめたかな。KaMaDoの炭受けの高さを一番上にして、火力は十分でしたね。
そして、この「オレンジ村オートキャンプ場」では定番らしいのですが、管理人さんが夕飯時に各テントを回って、この鰺の干物を配ってくれるんです。ありがたくいただきましたよ。嬉しいですねぇ。
お腹がいっぱいになったら焚き火タイム。このキャンプ場は廃材を薪として自由に使えるよう提供してくれるのです。積んである廃材から好きなだけ持っていけるので、せっかくなので少しいただいてきました。KaMaDoに入るようノコとバトニングナイフで小さくして、ソロ焚き火開始です。虫の音を聞きながら眺める炎は格別。なんも考えないでぼーっと見てられますね。時々火の世話をしてやって、なんだかんだと時間はつぶれるものです。
薪が燃え尽きて焚き火を終了した頃から、雨が降り出しました。そんなに降らないだろと高をくくっていたのですが、そこそこ本降りになってきまして、慌てて道具類を前室にしまいます。バイクには念のため持ってきていたレジャーシートをかけ、前室のキャノピー部分を閉じて寝る体制に。
とはいえ、まだ寝るには少し早い21時台。こういうこともあろうかと、スマホでアマプラとNETFLIXからダウンロードしておいた海外ドラマを鑑賞。イヤホンも持ってきておいて正解です。
雨が降っているせいか、気温はそんなに低くはなりませんでしたね。むしろ暑いくらい。シェラフは最低10度くらいまでは大丈夫そうな羽毛の封筒型だったので。念のため持っていったSOLのエマージェンシーヴィヴィなんて全く必要なしでした。シェラフも半分しかチャック閉めなかったからなぁ。
さて、朝になると雨は止んでおりました。しとしとと明け方くらいまで降り続いた雨ですが、ぬかるみになることもなく良かったですわ。でも空はどんより。今日もすっきりはしない天気です。
ということで、朝食にしましょう。定番の目玉焼きはラージメスティンの蓋で作ります。専用アルミハンドルあると便利ですなぁ。蓋をフライパン代わりに使えるのです。
買っておいたパンもメスティンで軽く温めていただきました。
雨も降らないようなので、しばらくはテントが乾くまで後片付け。曇天なので完全には乾かないけど、洗い物と荷物のまとめをやってる間に、だいぶ乾いてきましたよ。
さて、このバイクインテント、立ち上げ同様に簡単にたためます。荷物を一旦テントから外に出して、レジャーシートの上に並べておく。次にテントを畳む。バイク用のTANAXキャンピングシートバッグ2にまずはテントを入れる。そして、他の荷物を隙間に入れていく。最後にバイクに取り付けて終了です。
10時過ぎにはオレンジ村オートキャンプ場を後にして家路につきました。
さて、本当に久々、30年ぶりのソロキャンプツーリングとなったわけですが、思ったよりも違和感なく、昔通りという感じ。また、持っていった道具類が今様にすべてバージョンアップされているのも、良かったねぇ。なんというか、特に不自由を感じることなく、メシを作って、喰って、寝て、ということを堪能できました。それ以外は特に何をするでもない。ブラブラとキャンプ場の中を散歩したり、ぼーっと焚き火を見つめたり、スマホでドラマを見たり。こういう何もない贅沢って久しぶりだなと感じたねぇ。
周りのキャンパーはほとんどがファミリーで、ソロで来てる人がほとんどいないキャンプ場だったのがちょっとアレかな。も少しのんびりできるといいよなーと、贅沢な悩みを感じたりもしています。あ、あとね、お天気がもう少し良かったら。
今シーズン、もう一回くらいは行けるかな?
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