TOKUSATSU TUREZURE-KUSA 99 APR.

APR.3.1999
「ウルトラマンガイア」 “悪魔のマユ”

脚本:増田農彦 監督:原田昌樹 特技:原田昌樹

 敦子の姉、律子が再登場。未亡人ということで、なかなかそこはかとなく色香を感じさせる役柄である。その律子が偶然にも怪獣災害に遭遇してしまうという話。
 さて、冒頭からコミカルなシーンである。我夢が花束を渡す練習をしている。てっきり敦子に渡すのかと思わせておいて、実は梶尾に渡すという…。まぁ、我夢というか吉岡くんのキャラクターを活かしたお遊びですな。これじゃあ本当にガイアのヒロインは我夢になっちゃうけど。こちらでは今のところ稲城リーダーが人気の様ではあるが。いやいや、我夢には藤宮というラブラブなお相手がいたはずじゃなかったのかい。
 と、コマンドルームの前では敦子がもじもじとしている、そうね、敦子が我夢使って梶尾リーダーに花束渡そうとしていたわけね。我夢って全然子供と思われてるよなぁ。でもって、どうした?と敦子の顔を覗き込む石室コマンダーの仕草も、今日はなんだか変だったり。
 地球に向かって怪獣が接近。これも破滅招来体なのか?という疑問に対しては、答えは無いのだね。今のところ、ミーモスがはっきりと破滅招来体と認識された最後の怪獣である。それ以降出現した怪獣は破滅招来体なのかどうか、はっきりとわかっていない。もちろん、前回のルクーなんかは明らかに違うのだろうけど…。うーむ、あまりあやふやになっちゃうのもどうかなと。破滅招来体というなにやら正体不明の大きな敵がいて、その支配下の怪獣が地球を破滅させに出現するというパターンは、侵略モノとしての一貫性を出してストーリーに緊張感があったのだけれどね。ここんとこ、そういうトーンは無くなってしまったような気がするんだよねぇ。
 蜘蛛とゴキブリのハイブリッドみたいな怪獣、名づけてゴキグモン。ま、いかにも我夢らしい無邪気さ。しかも、それで行こうとすぐにうなづいてしまう石室コマンダーと、それに対して「コマンダー…」とやや不満気な堤チーフのやりとりがまた、コミカルで面白いかも。こういう雰囲気は決して悪くないよなぁ。
 ゴキグモンが降り立ったところで、元防衛隊の律子の旦那が死んでいるということは、C.O.V.が降り立ったところでもあるのだよね。更に言うなら、ギールが出現した場所でもあるし、近くの公園で我夢が不思議な体験をしたわけで。どうも、このポイント331-K1つうのは、なんかあるのか?って。
 ゴキグモンの巣に、子供とともに捉えられてしまった律子。人命救助ののために出動するチーム・シーガル。神山リーダーのレスキューシーンは、今回も非常にカッコよいのだ。リアリティあるしね。ただ、あのゴキグモンを眠らせた麻酔弾、なんで一発しかなかったの?もう一発持ってればねぇ、律子も救えたはずなのに。たとえ持ってなくても、すぐにもう一発運んでくればいいじゃないの?それに、言い合いしてる間にさっさと助ければよかったんじゃないの?まぁ、そんな疑問も、ねとねとの繭に絡みとられながら微笑む律子の色っぽさの前に吹き飛んでしまったわけだけど。うーん、なんか妙に色っぽいのだよね、このシーン。
 ゴキグモンが次々に産む卵。なんかねちゃねちゃでいい感じ。この卵がびっしりというのは、やはり「Godzilla」がイメージソースだろうな。いや、前にC.O.V.の卵もやってるか。100個もある卵がいっせいに孵化してゴキグモンがぞろぞろと出てくるのは、あまり見たくない光景だ。
 マイクルがわざとらしく拾ってくるドライフラワー。をいをい、今はドライフラワー拾ってる場合じゃないだろ?ってツッコミを入れたくなるような、わかりにくい日本語のセリフだったり。で。これを見た我夢は、律子が作ったものだと気がつく。さらに、ビルの中にいるのは律子だとわかってしまう。ここで、冒頭のドライフラワーの花束に繋がるわけで。重要な伏線だったわけですな、実は。
 律子が捕らえられている事が分かると、敦子は任を解かれてしまう。隊員の親族が現場にいる場合は、そうするのがXIGの規定。これはなかなか説得力あるよね。でも、父親を救助に行った我夢は許されちゃうのだろうか?そして、控えのサイカ隊員が登場。どうやらいつもコマンドルームの端にいるらしい。今までもいたのかな、あそこに。まぁ、いづれにせよ、サイカ隊員の出番が増えるのは大歓迎なのだが。サイカはいつも敦子と交代してるけど、ジョジーがいない時はどうなるの?
 ゴキグモンの卵を殲滅するためには、焼き尽くすしかない。しかも、卵の孵化まで時間が無い。律子を見殺しにして、ボムを放たなければならない梶尾。そのミッションに赴く梶尾に声をかける敦子。しかし、梶尾は無言のままミッションに向かう。
 律子を見殺しには出来ないとはやる我夢たちをいさめる神山。ミッションの成功が第一であり、軽はずみな行動は却って余計な犠牲者を出してしまう事がわかっている。たとえ、救い切れない者がいても、感情に流されて本来の目的を失ってはいけない。そんな神山リーダーの冷静さは、自分の感情を押さえる事の出来る強い心から生まれてくるのだろう。
 梶尾はミッション遂行のため、ファイヤーボムを撃ってしまう。ビルの中に律子がいる事を知りながら。しかし、これもまた、多くの人命を救うために仕方の無い措置。それは誰もが理屈では納得出来る。が、放ったファイヤーボムは、ゴキグモンによって弾き返されてしまうのだが。
 我夢はそれが納得出来ない。ガイアに変身して、梶尾の動きをセーブする。梶尾に泥をかぶせないために…。ゴキグモンの繭に閉じ込められたかに見えたガイアだが、スプリームバージョンとして復活。梶尾に律子の救出を促す。
 梶尾はミッションを中断して律子を救出。しかし、結構簡単に助けられるんじゃないの。これだったら、神山リーダー、やはり先に助ける事が出来たんじゃないの?
 救出された律子を見舞う梶尾。律子がいるのを知りながら、一度はボムを放ったことを話す・・・。だが、それをわびるわけではない。もちろん、理解される事を期待していたわけでもないのだろう。しかし、律子もまた、防衛隊のパイロットを夫として持っていた女性。ふたりの間に、絆が生まれたのか…。
 病室の前で待っている敦子と我夢。梶尾の心が自分に向いてない事を察する敦子。それを見ても、どうする事もできない我夢。そして、無言で去っていく梶尾。しかし、梶尾の手の中には、一輪のドライフラワー。なんともいい感じの終わり方である。  第3クールに入って、あの切ないまでの緊張感はなくなり、そのかわりにバラエティに富んだエピソードが始まっている。もちろん、これも決して悪くはない。悪くはないのだが、あまり“ガイア”である必然性が感じられないのも事実である。破滅招来体や藤宮=アグルが絡む大河的展開が懐かしくなってしまうのは、ワタシだけではないだろう。


APR.4.1999
「救急戦隊ゴーゴーファイブ」 “美しき災魔のワナ”

脚本:武上純希 監督 :小中肇

 ディーナスがついに直接ゴーゴーファイブに接触。その美しい姿で、ナガレを惑わそうとするのだが…。まぁ、なんつうか、男はみんな美しい女性に弱いのだよね。しかもさ、あんなシチュエーションで手ぇ握られたりしちゃうとなおさらでしょ。多分ワタシとてへろへろになってしまうだろうなぁ…。いや、いつでもワタシはへろへろなのだが(;^^)。
まぁ、大体こういう敵幹部の兄弟が出た時は、仲が悪いと相場が決まっているわけで。今回の作戦も良いところまで行っていながら、兄弟の連係プレーがうまく行かなくて破綻してしまうわけだ。その点、ゴーゴーファイブのほうは兄弟の連係プレーで常に勝利するわけで、そのあたりが対照的に描かれているのが面白い。
 ディーナスは人間の姿の方が、ずっと色っぽいぞ


APR.4.1999
「燃えろ!!ロボコン」 “春だ!恐怖のお入学”

脚本:扇澤延男 監督:岩原直樹

 小学校に入学するジュンだが、やはり学校というのはコワイところのようで行く前から登校拒否である。それをロボコンが何とかしようと頑張るのだが。結局のところ、ロボット学校のみんなが協力してくれたおかげで、ジュンの心が動いたというエピソード。
 なんと今回は99点をもらうロボコン。今までの最高得点ですな。100点にはチョイ届かなかったけど、ロボコンの気持ちはジュンに伝わったと。  さて、本編とは関係無いけれど、ロビーナちゃんの出てるロボコンアパレルのCMにメロメロのMAXなのである…萌え萌え(;^^)


APR.4.1999
「エスケープ・フロム・L.A.」

 近未来、アメリカ西海岸を襲った大地震は、ロス・アンジェルスを大きな島としてしまう。しかも新合衆国大統領はそのL.A.島を巨大な監獄とし、市民権を失ったもの達を脱出不可能な島送りにしていたのである…。なんとも面白そうな設定。この手の近未来アフター・ディザスターものとしては、王道だろう。
 そして…。あのスネークが帰ってきた。権力の道具として使われるために。しかも体内には致死性のウイルスに感染させられ、タイムリミットを課せられて。L.A.島に潜入し、一定時間内に世界を滅ぼす力を持ったリモコンを取り返さなければならない。
 あくまでも渋くハードボイルドなスネーク。そのスピリッツは変わっていない。が、さすがにカート・ラッセルも歳。老けたよねぇ…。体の動きも悪くて、重たそうなのがちょっと気になる。まぁ、そんな老けたスネークだけど、カッコイイのだよ、もちろん。そのカッコ良さは変わらないねぇ。
 いろんな困難を乗り越えて、最終的にはきっちりと目的を果たすスネーク。そして、最後にはどんでん返しももちろんありね。映画としての娯楽要素を思う存分詰め込んだという感じ。見ててホントに安心して楽しめちゃうところがいいよね。
 ゲストっぽく出演してるピーター・フォンダがまたいい味出してる。つうか、クレイジーだよ、あのサーフィンシーンは。一見の価値アリ。

「Escape from L.A. 」 96 米 監督:ジョン・カーペンター 出演:カート・ラッセル、A・J・ランジャー、ピーター・フォンダ 他


APR.4.1999
「スクリーム2」

 惨劇はまたもシドニーを襲う!
 前作「スクリーム」で起きた事件を元に、映画が作られる。その映画のプレミア上映会、みな例のゴーストの仮面をつけてばか騒ぎをしている中で、最初の殺人が起きる。これをきっかけに、前の事件をなぞるかのように、次々とシドニーの周りで人が殺されていく。
 え、この人も死んじゃうの?ってな感じで、惜しげも出演者達は殺されていくわけで。前作同様、次に誰が殺されるのか、ハラハラドキドキの連続。ホラー映画お決まりのショッカーシーン。そして一体誰が犯人なのか?まったく分からないままに人が死んでいくという、謎解きの面白さ。これらの要素はその魅力をあまり減じることなく、続編として成り立っているところはさすがである。しかし、肝心の犯人については、思ったよりも意外性が感じられず残念。やはり2作目は1作目を越える事はできないのか?っていうのは、映画の中でも繰り返し話題にされるネタ。セルフパロディということですな。もちろん、あの惨劇を生き延びたランディが、相変わらずホラー映画ネタを連発してくれているからなのだが。
 見ている121分が短く感じられるほど、画面に引きずり込まれてしまう作品である。もちろん、先に「スクリーム」を見ておかないといけない。
 面白いですな、これも文句無く。絶対に見て損はしない「スクリーム」シリーズ。こうなると、「3」も楽しみである。

「Scream 2」 97 米 監督:ウェス・クレイヴン 出演:デヴィッド・アルクエット、ニーヴ・キャンベル、カートニー・コックス、ジェミー・ケネディ 他


APR.10.1999
「ウルトラマンガイア」 “呪いの眼”

脚本:川上英幸 監督:北浦嗣巳 特技:北浦嗣巳

 ガンQの正体は、人間による呪いだった。戦国時代の呪術者・魔頭鬼十朗は根源的破滅招来体の出現を予言し、自らの野望を達成するためにその力を利用してガンQを生み出したのだった。そうなのか、ガンQって呪いの産物だったのか…。他の根源的破滅招来体とは、全く異なる存在という事だったのね、前回出現時も。それはそれでまた、破滅招来体とは別の驚きがあるんだけれど、その呪いによる怪物出現をあっさりと認めてしまう我夢たちも驚きかも。
 とにかく、肉体はとっくに滅びたはずの魔頭鬼十朗、その子孫の修作少年にちょっかいを出してくるわけだ、自分の手足として使うように。C.O.V.の出現以来、不思議な力が使えるようになったという修作、夜毎見る悪夢にうなされていた。少年の力を取り込み、自分の呪術を完成させてより完全なガンQとして蘇る事が魔頭の望みなのだ。
 超能力を使える修作は、その力を悪い事に使っては来なかった。しかしながら、その力を恐れ悩んでいた。そんな修作に我夢が兄貴分として接するのである。XIGの中じゃあいまだに下っ端の我夢なのだが、この修作少年と対峙したときの我夢はなかなかにたくましく見える。自分の体を使って修作を説得する姿は、自らも大きな力を持ってしまったもののみが共有できる心情ゆえのものだろうか。あのサッカーのシーンは、結構青春ドラマしててよかったんじゃないの。子供が相手だとガムが大人っぽく見えるのも不思議だなぁ。
 さて、再び登場したガンQ、この崩れかけた姿形は結構コワイ。小さなお友達は夢に見そうなグロテスクさだと思うけど。ま、個人的にはこういうドロドログチャグチャ系の怪獣は好きなんだけどね。このガンQがその完全な姿を取り戻すために、修作の力が必要なのだ。ガールフレンドというよりはまだ幼なじみの粋を脱していない洋美を人質に取る。卑劣な魔頭のやり口はなかなか小気味良い。が、あのメイクはちょっといただけないかなぁ。いやなんかあれって一歩間違えるとお笑いになっちゃいそうで…。ま、着ている服装なんかもそれなりにキてるといえばキてるが。戦国時代の呪術師というよりは、ラスベガスの売れない日本人マジシャンっていう風情…。キングアラジンよりはマシかな。
 さて、修作のパワーを吸い取り、パワーアップしたガンQにてこずるガイア。そーか、最初に出現したときはまだ、パワーが完全ではなかったという事か。このガンQこそが本当のガンQの力を持っているということか。しかしながら、ピンチのガイアを救ったのは修作であった。彼の持つパワーで、ガンQにリベンジ。ガイアもそこからいつもの必殺パターンである。
 ガンQという怪獣自体が非常にインパクトがあるので、それだけで終わっちゃいそうなのだが、今回は修作少年にスポットが当てられて、なかなか爽やかな一遍になったいると思う。修作と洋美の淡い関係。修作と我夢の兄弟的な関係。どちらもうまく描かれていた。そして、頭に出てきた我夢とジョジーのやり取りが、最後はアッコとのやり取りになって終わるわけで、後味もすっきりという風情。我夢はどちらかというと、アッコよりもジョジーといる方が多いと思うのだけれど、どうだろう。本命はジョジーか?


APR.11.1999
「救急戦隊ゴーゴーファイブ」 “救急戦隊活動停止”

脚本:小林靖子 監督 :小中肇

 巽家と乾家の江戸時代からの因縁話ね。どっちも火消しで、それが今では方や首都消防局の総監、そしてもう一方はゴーゴーファイブやってますって、ね。火消し姿のマトイ兄は、結構様になってたよねぇ。この人の顔って、時代劇顔なのかもしれない。
 それにつけても、カッコイイのはモンド親父である。今回のエピソードはもう、かんぜんに親父がメインだったからねぇ。ライバル親父同士の友情ってのも、なかなか熱いもの感じさせてくれてグーである。レスキュー活動を通じて確かめあう絆って感じでね。
 やっぱこの親父の存在感は大きいねぇ。こういうところに、こういう人使うの、いいよね。芝居は決してうまいとは思えないけど、存在感と言うか、味があるからね、この人の場合。


APR.11.1999
「燃えろ!!ロボコン」 “仲直り100点の方法”

脚本:浦沢義雄 監督:ヒデ・I

 浦沢さんなんですよねー。いやぁ、シュールネタでは無かったけど、ひたすらモモコとオサムの喧嘩だけで一本って感じですわ。それでもなんか不思議なイキオイで見せてしまうのが、浦沢脚本ってことなのかな。
 喧嘩をやめさせようとするあの手この手が面白くて、ついつい笑ってしまうのだな。ナンセンスなんだけど。ある種このアナーキーさがロボコンのウリなのかも。「がんばれ!」ってかなりアナーキーだったもんねぇ。


APR.17.1999
「ウルトラマンガイア」 “いつか見た未来”

脚本:武上純希 監督:北浦嗣巳 特技:北浦嗣巳

 常に死に向かってのミッションばかりを選んでいるかに見えるチーム・ファルコン。なぜ、そうまでして死に急ぐのか。その理由が今回解き明かされる。
 いつか見た未来…。過去のチーム・ファルコンのミッション中に、彼らが遭遇したタイムスリップ。そこでは、エリアルベースが破壊され、荒廃した大地があるだけ。地球は怪獣によって滅ぼされてしまっていた。そしてもうひとつの未来。そこではチーム・ファルコンの3人が犠牲になることによって、怪獣を倒し地球は救われていた。自分達の命が犠牲になれば、地球は救われる。その事実を、未来の姿を見てしまっていた彼ら。このために、彼らの行動は常に死を覚悟したものだったのだ。自らの命と引き換えに地球を救う。それは彼らにとって、もう決められた運命だったわけだ。
 そんな、死に急いでるかに見える米田リーダーに想いを寄せるひとがいた。チーム・クロウの慧である。米田を死なせたくない慧は、我夢に米田の無事を託すのだった。そして…。  タイムスリップ能力を持つ敵、エアロヴァイパー。何度でも時間を遡り、自分が倒された未来を無かったことにしてしまう恐ろしい敵である。何度倒しても、その都度タイムスリップするかぎり、無敵といえる敵。その敵を倒すために、タイムスリップしてきたチーム・ファルコン。そして、我夢。我夢もまた、チーム・ファルコンが見たのと同じ未来、ふたつの未来を見てしまう。横たわるチーム・ファルコンの3人の死体。その前で敬礼する隊員達。死体にかけてあるXIGの旗。非常にリアルな描写で、コワイくらいである。かつてここまでリアルに殉職者を描いたウルトラシリーズってあっただろうか…。もちろん、“今”はまだ死んでいないのだけれど。
 この光景を“過去”に見たがゆえ、自分達の命と引き換えにエアロヴァイパーを倒すという米田リーダー。しかし、その米田を思いとどまらせたのは我夢の言葉。未来はひとつではない。変えることができるのだ。このポジティブなメッセージがうれしい。そして、慧の米田への想い。人が人を想う気持ちは何物にも変えがたい。我夢が示した未来は変えることができるというデモンストレーションは、物理的な実験などではない。人は死ぬために生きるべきでなく、生きるために生きるべきなのだ。そのためにできること、やるべきことに向けて最大限に努力すべきであると。我夢はひょっとすると、そこまで意識して米田らを説得したのではないかのかもしれない。しかし、我夢の持つライト・スタッフ的な特性は、それを無意識のうちに伝えていたのだろう。
 時空を越えた異空間で戦うチーム・ファルコンと我夢。さすがのウルトラマンガイアも自由に時間移動をなすことのできるエアロヴァイパーには苦戦する。しかし、ガイアとて一人で戦っているのではない。ファルコンとともに戦うことによって、エアロヴァイパーにうち勝つ事が出来たのだ。
 そして…、“未来”でエアロヴァイパーがエリアルベースを襲った時間になる。空に現れるエアロヴァイパー。エリアルベースめがけて襲ってくる。米田や我夢の努力は無駄だったのか?未来を変えることなんてやはりできないのか?その時、エアロヴァイパーは消え去り、何事も無かったかのような青空に…。
 タイムトラベルものは、パラドックスの処理などが非常に難しい。しかしながら、今回のガイアは果敢にこれに挑戦して、非常に見応えのある作品となっていると思う。もちろん、重箱の隅みたいに細かいところをつつくことはできるけれど、ぐいぐいと引っ張る演出で面白かった。また、チーム・ファルコンというか米田リーダーという人物を深く描いていた点も非常によかったし、慧の淡い気持ちの描写もよかった。楽しめるエピソードであった。


APR.18.1999
「救急戦隊ゴーゴーファイブ」 “盗まれた能力(ちから)”

脚本:宮下隼一 監督 :渡辺勝也

 おう、マツリちゃんのお話だい。それに、今回のゲストはJACの田辺智恵ちゃんです。変身能力が無くなって生身で頑張るマツリちゃんも凄いけど、ゴーピンクの能力が身に付いて敵と戦う智恵ちゃんはすごいねー。迫力ある生身のアクション、しっかと見せてもらいましたです。妙に顔に力が入ってるしねー。体張ってやるアクションやってますって感じで。蹴りなんかもきっちり決まってるもんねぇ。
 今回の主役はマツリちゃんというよりも、完全に智恵ちゃんでした。JACファンにはたまらんエピソードだったかな。あ、もちろん、カーレンのダップファンにもウレシかったかもだ。


APR.18.1999
「燃えろ!!ロボコン」 “迷惑もOK?噂の真相”

脚本:西園悟 監督:ヒデ・I

 ロボビンの無責任な噂話で右往左往させられるロボコンのお話。特にロボケロとロビーナちゃんのラブシーンにショックだったのはロボコンのみならず、ワタシもだったり…(;^^)。
 ロボコンが発端で起こった騒動ならずとも、結局ロボコンが騒ぎの中心になってしまうというのも、なんとも可哀想な気もしますなぁ。ま、主役だからしかたないけれどね。


APR.24.1999
「ウルトラマンガイア」 “伝説との闘い”

脚本:長谷川圭一 監督:村石宏實 特技:村石宏實 

 カナダロケの大作である(;^^)。なんといっても今回はキャサリンですな。なんともワイルドでキュートな女の子である。それでいてアルケミースターズ。我夢がたじたじになっちゃうのも無理ないはね。がんがんジープ走らせて、バズーカ撃っちゃうんだもん。
 ジョジーのXIGスーツ姿は初おめみえですな。うーん、思ったより下半身のボリュームがあるのね、この子。お揃いのXIGキャップがまた似合ってますなぁ。
 「エント」はもともと環境保全のために作られたシステム。それを設計したキャサリンは、自分の計画を中断させた森の魔物、シャザックを倒すために単身森に入るわけだ。そこで、同じくシャザックを追っかけてきた我夢と運命の出会い。しかし、天才少年であるはずの我夢、なぜか英会話が出来ないのね。なんでかなー、天才でも得手不得手があるのかなー。英語くらいできないと、他のアルケミースターズのメンバーとの意思疎通もしにくいような。なぜか逆にダニエル議長にせよキャサリンにせよ、日本語はウマイのだよ…。
 さて、普段は透明でいて怒ると姿を現すと言う怪獣シャザック。怪獣というか、森の守護神っていう感じですな。デガンジャみたいな印象ですわ、確かに。森に住んでいる伝説の巨大生物というもの。こういうパターンって、怪獣自体が悪いのではなく、人間の身勝手によって被害を被っているというパターンが多くなってしまう。こいつが、「エント」の設置された森に出現し暴れる。
 我夢は半ば強制的にキャサリンに協力させられるのだが、このふたりがなかなかのお似合いなのである。めちゃめちゃ向こうッ気の強いキャサリンと、どちらかといえばおっとりタイプの我夢。うーん、バランスは取れているよね。ふたりが乗るジープがシャザックに追っかけられるシークエンスなんかは、良かったですわ、ふたりのやり取りが。あ、もちろんここは、特撮的にも非常によかったです。
 そうそう、今回は特撮的には力が入ってたと思う。なんといっても言ってもカナダロケを特撮でやってしまうわけで、きれいな画になってました。また、本編ストーリー途中から降り始めた雪、ガイアとシャザックの戦闘シーンでもちゃんと降らせてましたなぁ。本編と特撮の繋がりをちゃんとやってるのでびっくり。ちょっとうるさいくらいだったけどね。
 しかし、戦うガイアとシャザックの前に現れたのは、子シャザック…。これを見て、攻撃をひかえてしまうガイア。というか、これはもう、我夢ですな。怪獣に子供がいるからって倒さないというのも、よくよく考えてみるにおかしな話なんですけれど。でも、ウルトラというシリーズの対象年齢や、後味のことを考えたらこのような展開になるんだろうねぇ。いかにもって話の展開にやや不満感は残る。
 そもそも、環境問題を絡ませた話って、どうも今一つになりがちな気がする。どうしても、安易というかステレオタイプな展開になるようで。ガイアでこういうのをやる必然性があまり感じられなかったもんで。今回も、人間の環境破壊→被害者である怪獣が出現→人間が攻撃→ウルトラマン登場→でも、逃がしてあげる…、みたいな。ワタシはあまりこういう話は好きじゃないのですよ。むしろ、泣く泣く怪獣を倒したほうが、強く心に残るのだけれどね。地球の代弁者であるガイアにはできないことなんだろうけど。あまりにも予定調和的な当たり障りのないハッピーエンドは、しらけるだけなのです。
 ただ、今回はキャサリンという新キャラクターの登場で、そのあたりのもやもや感が払拭されているとも思うのだ。この子はね、なかなかいいですよ。面白いかも。とにかく一回だけの登場で終わってしまうのは惜しいキャラクターだ。つうか、また、出るんですよね、さる筋の情報によると。そして、我夢くんといい仲になる…?ヒロイン不在のガイアなんだけど、ここに来て、意外な伏兵が登場してきたのかもしれませんぜ。まぁ、我夢くん、尻に敷かれちゃいますけど…。


APR.25.1999
「救急戦隊ゴーゴーファイブ」 “誇りのイエロー”

脚本:山口亮太 監督 :渡辺勝也

 男兄弟の中じゃあ、一番下になるのがダイモン。末っ子のマツリちゃんは女の子だし、ある意味みんなの母親代わり的な部分もあるんだよね。でも、ダイモンの場合は完全に子供扱いされてしまってるわけだ。そりゃぁ兄ちゃん達はみなそれぞれにレスキューのプロだったんだけど、ダイモンだけは駆け出しの巡査だったわけで。まぁ、かわいそうと言えばかわいそうかもだ。
 そのダイモンが頑張る今回。あいもかわらず、マトイ兄ちゃんのがさつさが、ダイモンを傷つけてしまうんだよなー。でも、また急に弟思いになったりして。さすが江戸っ子、細かいことはいちいち覚えてないのよね。まぁ、結局はダイモンの活躍があって、窮地に陥っていた少年は救い出されて、サイマ獣は倒される。兄弟の仲も元に戻ってめでたしめでたし。戦隊シリーズって安心して見てられるなぁ。


APR.25.1999
「燃えろ!!ロボコン」 “がんばれ!ロビーナちゃん”

脚本:荒川稔久 監督:坂本太郎

 つっつっつっついにロビーナちゃん主役話だぁ!がんばれ!ロビーナちゃん。ラブラブアローをロボコンに壊されてしまって、大変なロビーナちゃん。オサムの友達の恋を実らせるために頑張るのだぁ。アローが使えないために、自力で頑張るロビーナちゃんのお姿がなんともなんともいいのだよ。ファンサービスのコスプレもありーの(つうかロビーナちゃん自体がコスプレなんだけど)。
 それとね、今回の大きな発見。ロビーナちゃんはスカートの下にスパッツ穿いてます。ホントです。ワタシは確かに見ました。ビデオを何度もスローで再生して(;^^)。川の中に入ってプレゼントを追ってる時、一瞬スカートの中が見えましてね…。
 こーゆーとこばっか見てるのは、いけない大きなお友達だよなー。


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