過去の特撮徒然草
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1999 JAN



JAN.2.1999 「バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲」

 いまさらながらなんだけど、やっと見た。WOWOWで。時代遅れな感は否めませんが、一応インプレッションを。  なぜか適役のMr.フリーズのほうが目立ってるがこの映画ですな。そりゃシュワルツェネガーだもんな、天下の大スターの。これがああいうエキセントリックな敵を演じるのって楽しい。本人も楽しそうに演ってるしね。
 バットマンのジョージ・クルーニーはかなり良い線行ってると思う。この人には、タランティーノの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」で惚れたっす。ブルース・ウェインのプレイボーイっぽいところが出てていいんじゃない?ただ、ちょっと髭が濃いので、バットマンのマスクだと気になるが(^_^;)。
 まぁ、とにかくポイズン・アイビーにだまされるMr.フリーズが不憫ということでしょう。結局シュワルツェネガーの演る役だからかな、最後はいいひとになっちゃうもんね。おかげでアルフレッドも助かるし。女性陣では今回から登場のバットガールのアリシア・アンダーソンが太りすぎ(-_-;)ユサ・サーマンは色っぽいですわ。しかし、バットガールってゴードン署長の娘だったよね、コミックでは。だから、こういう展開はちょっとびっくり。
 最後に出てくる耐寒仕様のバットスーツは、どれもカッコ良いねぇ…。これにはしびれるわ。相変わらず小道具はどれもカッコ良いのだよ。007シリーズみたいにね。でも、あのバットスーツはかなりセクシー。ゴムフェチの方なんかはたまらないんじゃないでしょうか。

「BATMAN & ROBIN」 97米 監督:ジョエル・シューマッカー 出演:アーノルド・シュワルツェネガー、ジョージ・クルーニー、クリス・オドネル、ユサ・サーマン、アリシア・アンダーソン 他


JAN.3.1999 「星獣戦隊ギンガマン」 “第四十四章 地球の魔獣”

脚本:小林靖子 監督 :田崎竜太

 なにやらたくらみを持って、ダイタニクスを切り離したゼイハブであったが、やはりその裏にはさらなるヒミツがあったのね。なんと地球産の魔獣がいたのだったよ。これからはこいつを大きくするのが、バルバンの行動目的となるのか。
 で、今回はナンと言っても岸本先生の再登場ですな。なんかもうセミレギュラー化してるぞ、岸本先生。あいかわらずの演技は、細かいネタでわらかしてくれる。真面目なんだが、ちょっとこずるくて、ちょっとズレてる男を実に嬉々として演じているよねェ、これ。もちろん、見せ場もあって、岸本の協力あってバルバンの悪巧みは粉砕されるわけだからね、なかなかいいとこもあるのだ。
 最後にひっくり返って気絶して、ゴウキにおんぶされてるのもいかにもらしいという、オイシイとこきっちり持ってく岸本先生でした。


JAN.3.1999 「テツワン探偵 ロボタック」 “悩めるKのお正月”

脚本:扇澤延男 監督:岩原直樹

 ロンドンから帰ってきたカケルの悩み、それは日本を離れて両親と暮らすことに決めたというもの…。つまりYSTのメンバーと離れ離れになってしまうということである。いやー、主人公(?)がいなくなっちゃうってもう、いよいよクライマックスということでしょう。YSTの子供達、そしてロボタックとカケルの友情物語といったところですかな。
 手に入れた試練の書も最終章のようだし、こりゃもう見逃せませんな。


JAN.9.1999 「ウルトラマンガイア」 “アグル対ガイア”

脚本:小中千昭 監督:村石宏實 特技:村石宏實

 おもしろいよ、ここんところのガイア。次はどうなるんだろう?って思わせてくれる“引き”があるもんね、やはり。ガイアとアグルの謎っていうのが、このシリーズ通してのストーリーの大きなうねり(小中千昭さんいうところの、ね)になってるからなぁ。
 結局、高宮がやりたいことって、地球を破滅から救うことなんだろうけど、そこには人類の救済は含まれていない。しかしながらこれまでの藤宮の行動を見ていると、そこにはなにか迷いがあるような気がする。つまり、人類を含まない地球の救済というのは、あくまでもアグルの意思であり、その意思と藤宮の考えに微妙なズレが生じているのではないかということである。
 アグルの力を得るまでの藤宮は、根源的破滅招来体から人類を救うことを考えていたはずだ。しかし、「プロノーン・カラモス」で強大な力を手に入れてからの藤宮はその人格までも変わってしまったようだ。一方の我夢については、ガイアの力を得てからもその人格に変わりはないみたい。もちろん地球を救うという義務感は生じた様であるが。
 そんな藤宮の孤独な戦い。これははたから見ていてもつらい戦いでもある。最初に地球の意思であるアグルと接触し、自分こそが根源的破滅招来体から地球を救う存在で、また人類に破滅をもたらすものであるという覚悟をしていたはずだったのに、C.O.V.が出現した時には、ガイアが現れて危機を救った。ガイアの存在を許すことができない藤宮。人類を救うために手を組もうと呼びかける我夢に対しては拒絶、である。
 しかしながら、そんな我夢の行動や吉井玲子との出会いによって、藤宮の考えに変化が生じたのか。藤宮は藤宮なりに悩んで彷徨しているのではないか。だからこそ、玲子に自分の正体を明かすような言動を取ってしまうのかもしれない。人に言いたかったのかもしれない。それは孤独な戦いから無意識に逃げようとしているからなのだろうか。つい年上の玲子に頼ってしまうのは、本人は決して認めないであろう甘えなのかもしれない。そういえば、稲森博士もまた年上であった。藤宮はやはり孤独感にさいなまれているのだろうか。
 エリアルベースの破壊も、わざわざあのような行動を取ったというのも彼なりの悩める行動ゆえでは無いだろうか。巨大化して、光線一撃であんなもの簡単に落とせるはずである。しかも、もっと以前にそれは出来たはずだ。しかし、玲子と話をし、自分の行動に不安定な要素を感じた藤宮は、あえて我夢のいるエリアルベースに侵入したのだろう。リパルサーリフトを切るというのは、明らかに我夢に対する挑戦なのである。あのように我夢と対峙するとこによって、自分の行動原理の正当性を確認しようとしたのだろうし、迷いを捨てたかったのではないだろうか。
 エネルギーを失ったガイアと戦うアグル。等身大のふたりのウルトラマンの戦いは、迫力あるリアルバウトである。アグルの光線剣(フォトンクラッシャーの変形?)をフォトンエッジでからめ取るガイア。そして、最後は肉弾。赤と青の光の中、我夢と藤宮に戻ったふたりが横たわっている…。結局、この戦いは何だったんだろうか?我夢もまた悩む。「どうしたらいいんだぁーーーーーーー!!!」
 今回はXIGのメンバーも活躍。チームクロウも前回に引き続き出動。「優しいんだ、ウルトラマンって」がよかったね、慧ちゃんの。チームシーガルも頑張ってました。うまくいけば、アグル倒せたのになぁ。惜しいところだ。しかし、コマンドルームの中にいたふたりのウルトラマンを見た堤と千葉。一体どのように感じたのだろうか。ウルトラマンはもはや人類の味方では無いと…?


JAN.10.1999 「星獣戦隊ギンガマン」 “第四十五章 妖精の涙”

脚本:荒川稔久 監督 :田崎竜太

 今回はサヤ話。そうそう、最近この子、随分痩せたよねェ。顎の辺りがすっきりしたと思う。もう、どすこいサヤとは呼ばせない?(^^ゞ
 その花の戦士サヤの、戦士としての成長物語と言ったところか。花の妖精の存在をうっかりないがしろにしてしまったサヤが、その力を得てバルバンの野望を破るのであった。地球魔獣の存在が、結構重くなってきて面白いんじゃないの。魔獣が地中から出てくるSFXなんかは、かなりよく出来ててちょっと関心。戦隊の特撮も負けてはいないねぇ。
 次回はシェリンダだよぉ…楽しみじゃ


JAN.10.1999 「テツワン探偵 ロボタック」 “思い出は最高の宝物”

脚本:宮下隼一 監督:ヒデ・I

 最後の試練は初心に戻ること。久々マスターランキングが登場して、初回のレースの再現である。そして、初回同様にゴールを前に倒れてしまうロボタック。しかし、そのピンチに現れたのは、あの時と同様カケルであった。もう明日にはロンドンへ発ってしまうため、タッカード監督のもとYSTの面々と思い出作り…。でも、本当の思い出はロボタックと一緒!と、泣かせることを言って、レースに駆けつけるのであった。
 ロボタックとカケルのふたリを見て、「もういいちゅうの」とカバドスを諌めるダークローが良かったねぇ。


JAN.10.1999 「なぞの転校生」

 70年代に見た、あのNHK少年ドラマシリーズ。あのシリーズに影響を受けた人は少なくないはず。かく言うワタシもそのひとり。あのシリーズを思い出すと、夏休みの終わりのような、なんだか切ない思いになる…そんな気がする。
 そのテイストを踏襲しつつ、“今”の女子高生を主人公に、“SF”ドラマを描ききっているのが、この作品である。こういったSFドラマの中の女子高生は、胸がキュンとなるような存在感を醸し出すものである。「時をかける少女」の原田知世、「ねらわれた学園」の薬師丸ひろ子、「エコエコアザラク」の佐伯日菜子等など…。少女と女の間の清廉なエロチシズムを制服に包んだ彼女達は、ビビッドでリリカルな存在感をスクリーンの中で永遠に持ちつづける存在なのだ。そして、この「なぞの転校生」で新山千春と佐藤康恵もまた、スクリーンの中でずっと生き続ける少女になったのである。
 世紀末的な悲壮感が重くのしかかる今日。しかし、その未来は自分達の力で変えていくことが出来るのだというポジティブなメッセージが、この映画から発信されている。次元旅行者という哀しい宿命を負ったために、常に愛するものたちとの別離を経験していく彼女達。しかし、世界の破滅を防ぐために、そして自分の記憶を守るために、その宿命を甘んじて受け入れる…。ラストはアンハッピーエンドとも取れるのだが、そうではない。これは未来を変えて行こうとする次元旅行者の、ポジティブな生き方に対する賛辞である。
 ファーストシーンとラストシーンが綺麗に繋がり、素敵な余韻を残してくれるフィルムである。

「なぞの転校生」 98バンダイビジュアル 監督:小中和哉 出演:新山千春、佐藤康恵、妻夫木聡、宝井誠明、堀内正美 他


JAN.16.1999 「ウルトラマンガイア」 “迷宮のリリア”

脚本:長谷川圭一 監督:原田昌樹 特技:原田昌樹

 今回は、やっときましたという印象の、ガイアのヒロイン(なのか、ホントに?)である敦子メインのエピソード。これって、一応前回の“ガイア対アグル”の続きになっているわけね・・・。アグルがエリアルベース侵入しリパルサーリフトを無効にしようとしたわけだが、その窮地からコンピュータのコントロールを取り返したのは敦子の手腕。しかしながら、その時の恐怖の体験は敦子を密かに蝕んでいた・・・。そこにつけこむのが根元的破滅招来体、サイコメザードIIなのである。
 このメザードは、他の根元的破滅招来体と比して、どうも行動に意志が見えてキモチワルイのが特長。しかし、その目的が一体何処にあるのかは何ともつかめないのだが。直接的な破壊活動を行なうのではなく、人間を操って混乱を生じさせるというやり方はいつも同じである。否、最初は都市を砂漠化しようとしてたんだっけ・・・。で、その時に人の意識というものを触っていったと・・・。だから、あれはメザードなのか。しかし、出現するたびに、その手口がだんだんと巧妙になってくるところが面白い。基本的にはあのクラゲ型の時に、人間の意識に入り込んだりする能力が強いようだ。で、その後に必ず出現する2足型は、戦闘モード?。ただしこのモードも形態が変化してきており、IIでは顔付いてるし。
 さて、そのサイコメザードIIに操られてしまう敦子である。自らのミスによって、チームライトニングの大河原と北田は負傷、密かに想いを寄せている(のだよね、やっぱり)梶尾にも、責任を追及されてしまう。でもって、謹慎。うん、なかなか厳しいね、XIGも。そもそも任期は2年という事だし、長く務めるには厳しすぎる仕事なんでしょうな。ちゃんと代わりもいるし。今回の敦子の代わりのオペレーターは、サイカちゃんですね。個人的な好みとしては、敦子よりもサイカちゃんだったりして(;^^)
 実は子供の頃、友達がいなかったというトラウマのある敦子。そこをサイコメザードIIにつけ入られたのである。こういう心にトラウマを持つ人間に対して、サイコメザードは力を発揮できるようだね。ジョジーは何ともなかったし。で、さらに心のうちに閉じこもってしまう敦子を助けに行くのは梶尾リーダーである。しかも我夢が推してるし。自分よりもずっと若い人間にずばりと欠点を指摘されるのって、かなりイヤでしょ、普通は。「人との距離を取りすぎる」なんて、我夢に言われたくないと思うわね、まったく。でもまぁ、思う節があったんでしょ、素直に敦子ん家に行ってるし。お姉さんともいい感じでお話してるけど、それっぽい告白もしてるし。それに、チームライトニングも残り二人が出られないんじゃ、休業せざるをえないもんね。
 結局、敦子のトラウマのキーワードは「リリア」。これが幼い頃の友達だったのではなく、実は人形であった事を敦子が思い出したとき、リリアの幻想は消えサイコメザードの呪縛も解かれるのだった。結局、人の意志がサイコメザードの支配力に勝ったという事か。梶尾が保つ敦子との距離が、ほんの少し短くなった事が、敦子を救ったという事なのかな?
 というわけで、我夢が妙にオトナっぽい行動をしたエピソード。前回見ると、敦子の突然の訪問にどぎまぎするというところを見せてた我夢だけど、梶尾に譲った(?)わけでしょう。結局今回の我夢の最大の功績は、梶尾を敦子の迎えに行かせたという事に尽きるような気がするねぇ。サイコメザードは意外と弱いんで、あっさり倒しちゃったもんね。ラストの梶尾と敦子の会話が、なんともくすぐったいけどほのぼのって感じでよかったね。


JAN.17.1999 「星獣戦隊ギンガマン」 “第四十六章 怒りの風”

脚本:小林靖子、村山桂 監督 :辻野正人

 ふふふー、シェリンダさま、大活躍なのだな。やはり、ハヤテにつけられた傷は深かった。といっても、もちろん心の傷だ。つまり、シェリンダは自分にひざまづかない男は嫌いなのだね。無視されるのが一番キライというタイプ、いるよねー。で、無視されればされるほど、その相手が気になってしまうという・・・。あれ?これってありがちなラブストーリーじゃないの?
 ミハルのニセモノ使ってハヤテを苦しめるのも、結局は自分の方を向いてもらいたいというキモチの現れじゃないの。なんか、こー、シェリンダってホントはかなり乙女っぽいところがあるのだなぁと再認識。初めて名前も呼んでもらって、かなりうれしかったのではないかな
このままハヤテのものになってしまうのだろうかねぇ・・・。


JAN.17.1999 「テツワン探偵 ロボタック」 “犬と猫! 運命の兄弟”

脚本:山田隆司 監督:ヒデ・I

 怪盗チェリーとの因縁も、ここに決着がつく!。しかし、今回はいつに無くシリアスなムードである。しかもYSTの子供たちはすっかり置き去りじゃないの。いつのまにかカケルの出発も延びてるし。あれ?ロボタックとトラボルトって兄弟なの?そんなのもっと早く言ってよ、スピーダムったら。しかも、その2体を作ったのが、桜子のお父さん?なんか最後に来て、なんでもアリ状態になってるよな、これって・・・。
 しかも、ダークローに至っては、直接人を傷付けるようなことまでして。今までここまではやらなかったんじゃないの?ロボットが刃物で人を傷付けちゃマズイでしょ。先週ほめてあげたのに。
 ま、とにかくいよいよ次回は最終回。どーまとめるのか、見せてもらいましょう。


JAN.23.1999 「ウルトラマンガイア」 “滅亡の化石”

脚本:川上英幸 監督:原田昌樹 特技:原田昌樹

 今回は、藤宮にとってはターニングポイントになるエピソードと言えるのではないかな?彼の自信が初めて揺らぎを見せたと思うのだけれども・・・。
 さて、のっけからハーキューズとなかよくたわむれる我夢である。いつもこうやって手すきの時は積み込みの手伝いをさせられているのだろうかねぇ・・・。暑苦しい連中ともやしっ子の我夢という好対照の組み合わせが、なんか妙にしっくりとあってるのが不思議。つうか、笑えたり。しかし、そんな体ばっかの吉田リーダーかと思いきや、絶滅した動物達に思いを巡らすというロマンチックな一面を持ってたりするのだな。感心しきりの我夢、なぜかうるうるなのであった。
 エリアルベースの食堂で、ラーメンを前に破滅招来体について考え込む我夢。そーいや、この食堂ってラーメンとかないって前に誰か言ってなかったけ?さすがに職員の要求に応えて、メニューが増えたのだろうかねぇ?やっぱ、エリアルベースにも専任のコックとか乗り込んでいるのだろうか・・・。もし乗ってるとしたら、世界で一番危険に近いコックかもだ。で、その考えこんでる我夢のとこにやってくるのがライトニングの梶尾リーダー。以前だったら、梶尾から我夢に話し掛けるなんてことなかったのに、もうすっかり我夢もXIGに溶け込んでいるということなのだろうね。そして、梶尾にもまた違った一面がある事を知る我夢。梶尾が、怪獣を倒す事に疑問を感じる時もあるというのは、確かに意外である。もちろん、パイロットとしての使命が優先されるのだが、それも怪獣の被害になった人たちの事を考えての行動なのだ。我夢ならずともも感心しきりかも。うるうる目で梶尾を見つめてしまう我夢であった。まぁ、そーゆー趣味はないらしいが・・・。でも、我夢に梶尾をとられてしまった大河原と北田は、なぜかさびしそうだぞ。
 さて、他の生物が寄生しているという恐竜の卵の化石を調べに行く藤宮。大学の研究室に入るのに、わざわざコスプレしているのである。その気になれば簡単に強硬手段も使えるはずなのに、まぁなんというか、きまぐれな男ではある。しかも、似合わない髪型と眼鏡。そしてだぶだぶの背広。こりゃ、だれがどーみてもニセモノの須貝助教授ですって言ってるようなもんなんだが・・・。すんなり信じて研究室に招き入れてしまう客員教授の三原っていうヒトもなんかヘンなのだけれどね。
 恐竜の卵の化石の研究の危険性を確信する我夢。うーん、やっぱこーゆー話には藤宮が来そうだなぁと考えたのか、現地に赴くのであった。果たしてそこには、三原に託された藤宮からのメッセージが。それにしたがって、駐車場の車のトランクを調べると−そこには下着姿で縛られた本物の須貝助教授・・・暗いし、寒いしって泣き言を言って、しかも口から火ぃ吐いてるし(;^^)。いやいや、右田さん、ご苦労様で。
 藤宮のメッセージに乗せられて、ノコノコと部屋まで行ってしまう我夢である。しかも、あっさりとやられちゃうし。そりゃね、藤宮は暇さえあれば、トレーニングマシンで鍛えているんだから。ハーキュリーズの皆さんに無理矢理ジムにひっぱって行かれてるキミとは違うのだよ。そのトレーニングマシンに縛られて、エスプレンダーまでとられちゃって。緊縛我夢を攻める藤宮は、見様によってはかなりオイシイ。
 我夢を残して部屋を出ようとする藤宮に、我夢の言葉。守りたい人はいないのか?この言葉で思い浮かべるのは、稲森と玲子・・・。しかし、その想いを振り切って、部屋を出る藤宮。うーむ、一瞬はっとする藤宮、心に迷いがあるのだな・・・。
 暴れるゲシェンクを見つめる藤宮。しかし、その目の前にガイアが登場。拉致したはずの我夢が変身してここに現れた事に対して、藤宮は薄笑いを浮かべる・・・。これは、やはりうれしかったのだろうか?我夢が、自分が思った通りにやってくれる事がうれしかったと。
 ゲシェンクの角から発射される光弾に苦戦するライトニングだが、ここはハーキュリーズの活躍によって、ピンチを救ってしまう。地上から支援してくれる頼りになる男達。そんな印象を梶尾も持っているんだろうね、きっと。梶尾と吉田のやり取りがいいもん。あいかわらずハーキュリーズは熱い。その熱さで、ゲシェンクの角に集中攻撃。いいすね、ハーキュリーズは。
 一方、ゲシェンクとガイアの戦いを見守る藤宮。そのさなか、ビルの瓦礫に押しつぶされんとする少女を反射的に救ってしまう。身を持って守った少女。「俺は・・・」何故、少女を救ってしまったのか。我夢の一言が、藤宮の心に変化を与えたのか。藤宮もまた、そんな一面を持っているのか。
 吉田リーダーといい、梶尾リーダーといい、そして、藤宮もまたしかり。つまり、人は一面では語れないという事。そして、我夢は心が大事である事を改めて知る。藤宮もまた、その心のパワーを知り得る事となるのだろうか。自らのアイデンティティが揺らぎはじめた藤宮。彼もまた、我夢同様に悩める青年のひとりである。


JAN.27.1999 大魔神34年ぶり復活

 昨日の日刊スポーツの記事より
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 映画界のトップが出席する日本映画製作者連盟の会見が25日、都内で行われ、徳間書店・徳間康快社長(77)が映画「大魔神」を34年ぶりに復活させて2000年に公開させる事を発表した。筒井康隆氏に依頼した脚本も完成し、最新特撮技術を駆使し、現代によみがえらせる。
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 以前から復活するすると言われていた「大魔神」、ついに正式発表となったわけだ。一説には海外で制作というウワサもあったようだが、そのあたりどうなるのか、今後のニュースが気になるところ。大映は、ガメラがこの春公開の「G3」で完結となるのと、やはりベイスターズの佐々木投手のおかげで大魔神という言葉が流行っているというところから、このタイミングで製作となったのではあるまいか。
 筒井康隆が大魔神をどのように復活させるのか、非常に興味のあるところ。ガメラのような好例を手本に、よき復活を遂げて欲しいところだ。


JAN.24.1999 「星獣戦隊ギンガマン」 “第四十七章 悪魔の策略”

脚本:きだつよし 監督 :辻野正人

 あー、あわれなりビズネラ・・・。ひょんなことから、バルバンの手先になってしまった武器商人。バルバンにはない、知的なタイプでで巧妙な作戦を立ててきたのにねぇ。そのスタイルも特異で面白かったのに。それが成長促進剤の中のプールにおっこちて、そのマスクがはがされると・・・、そりゃーもうコワイのなんのって、こんな顔だったのね、ビズネラって。某プレデターにクリソツな印象だったり(;^^)
 しかもピンチになるとバルバエキス打ち込まれちゃうし。巨大化したらしたで、ギガバイタス、ギガライノス、ギガフェニックスが恨みはらしにやってきちゃうし。最後はお約束通り、ギンガ縦横切りでバラバラ。なんとも運の悪いやつだったなぁ・・・。


JAN.24.1999 「テツワン探偵 ロボタック」 “ロボタック海に死す”

脚本:山田隆司 監督:ヒデ・I

 こちらはサブタイトルとはうらはらに、ロボタックは死なず、なのだよね。
 まぁ、やっぱこの番組のトーンからしたら、ラストはハッピーエンドで終わんなきゃ駄目でしょう。トラボルトも改心したし、ハラッパ国の危機は救われたし。めでたしめでたし。
 で、さらに面白かったのは、エンディングに流れた、彼らのその後。山茶花さんはラーメンの屋台やってるとか、カメロックはミミーナに結婚迫られてるとか。桜子は尼僧になってるし。
 で、杉はシャードック探偵社を辞めるという。いぶかるロボタックにしがみついた杉。その頃ロンドンにいるカケルはワンダフルートを吹くのであった。否応無くロンドンへ行く事になるロボタック・・・。なるほど、落ちも効いたね。


JAN.30.1999 「ウルトラマンガイア」 “妖光の海”

脚本:大西信介 監督:根本実樹 特技:佐川和夫

 先の戦いでの苦戦を、悪夢として見てしまう我夢。そして自分がとっさに少女を救ってしまった事を思い出す藤宮。このふたり、ともに自分の行うべきことを、悩みながら見つけようと懸命になっているのだ。地球を救うという、大局的にはおなじ目的に対して進んでいく二人なのだが、その手段・方法で食い違いがあるのだ。このふたりはコインのようでもある。つまり、表と裏の存在である。最終的に表になるのはどちらなのだろうか?しかしながら、コインは裏が無ければ、表は存在し得ないのだが・・・。その藤宮、ウォーターフロントの水面に映る夜景をして、「愚かな光」と評するのである。
 今回は、ついにチーム・マーリンが登場。まずは今井から登場なのだ。いや、リーダーじゃないのね、この方は。他にはあまりいない、学者タイプの隊員である。XIGはエキスパート揃いではあるけど、やっぱ体育会系なイメージだもんね。GUTSみたいな理科系イメージはない。この今井くらいじゃないのかな、我夢と話が合うのは。しかし、もうひとりのマーリン、巌はなんかもうビーストだし(;^^)。確かにこれまで海に住む怪獣はいなかったけどさ、そこまで興奮する事はないんじゃないの?ハーキュリーズよりもずっと汗臭いかもだわ。
 さてさて、今回は我夢の同級生、サトウくんがまたも登場。なんかいつもふられてるじゃん。ちょっとケーハクっぽいところが、今時の学生風でいいかも。ま、車の趣味はいいと思うけれどね。そして、マコトとナカジも集まって、久々に仲良し4人組がそろう。やっぱ我夢はこっちにいる方が良く似合うねぇ、XIGでおっさん達に囲まれてるよりもさ。彼らが集まって、謎の無酸素状態を作り出す発光体の発射元を探し出す。この時我夢の持ってるモバイルデバイスが、ちょっとそれっぽくていいかも。IBMのTP110ベースでこんなマシンあったら欲しいよなぁ・・・。
 サトウが運転するそんな彼らを乗せた車の前を、異様な一段が通り過ぎる。遍路風ないでたちに、手には錫を持ち、「こんげんはーめつー」と唱えながら歩いていく一団。ひとりが車に近寄り、ビラを渡す。根源的破滅こそ救済の道。まさに根元破滅教ともいうべき存在が、いつのまにか広がっている・・・。根元的破滅招来体の出現は、物理的な人工物の破壊にとどまらず、人々の心の奥底にまで作用しているのだろうか。確かに人間は自分勝手にこの地球を蹂躪してきたのかもしれない。そういう意味では、根源的破滅を迎えるのも仕方が無いのだ・・・、そんな考えが、若者たちをも蝕んでいる。我夢は焦る。ひょっとして藤宮の言うとおリなのかも知れない。そして、こういった人々の思いが大きくなればなるほど、人類の総意が根源的破滅に向かっていくのかもしれない・・・。まるで、ヤプールのように、人の心を侵していく存在は恐怖である。
 海中に無酸素海獣の存在の可能性を察知し、ついにチーム・マーリンが出動する。横谷リーダーはちょいと線が細いねぇ・・・。まぁ、潜水艦乗りっていうのは、こういう風に青白くってひょろっとした人なんだろうけど。「Uボート」みたいなね。しかし、リーダーは見せ場が少なすぎだよぉ。3人の中で、一番少ないんだもんねぇ。ヘルメットでなくて、キャップを被っての操縦っていうのは、なかなかカッコいいかも。で、このチーム・マーリンの乗り込むメカが、潜航艇セイレーン。これも普段は六角形になって格納されているんだろうなぁ。まぁ、いかにも変形しそうなカタチはしてるし。で、やっぱピースキャリーが作戦地域まで運んでいくんだろうか。サンダーバード2号と4号みたいに。こういった描写もやって欲しいと思うのは、ワタシだけじゃないだろなぁ。このセイレーンもポピニカになったら買ってしまうかも(;^^)。
 セイレーンを駆って、チーム・マーリンが初出撃なのだが、無酸素海獣カンデアに苦戦。早くも絶体絶命のピンチである。いやー、出たと思ったら、大した攻撃もしないままにやられてるし。まぁ基本的に攻撃用のメカじゃないのだろうか。
 その苦境を城南大学で見守る我夢。マーリンのピンチに、思わず外に駆け出す。しかし、そこには藤宮が。いちいち我夢の行動に干渉する男である。カンデアを生み出したのは人間である。環境破壊によって生み出されてしまった海獣。進化の方向を間違えたのはカンデアではない、人間なのだ。そして、「もう、迷わない」とまで言う藤宮は、終わったら我夢に面白いものを見せると約束する。しかし、この「もう、迷わない」は、自分への言い聞かせに聞こえる・・・。
 海中に出現したガイアは、セイレーンを助け、カンデアと戦う。うーん、もうちょっと海中での戦いという演出をした方がよかったような気がするねぇ。泡を合成するとか。ちょいと残念な感じ。それに、セイレーンは救出されたっきり、出番ナシ。これも残念。せめて、ガイアを援護するとかして欲しかったねぇ。
 ウォーターフロントの水面に映る夜景を前に、藤宮と我夢。藤宮の言う「愚かな光」、これは無酸素生物達が作り出す燐光とは違う、地球を搾取した結果による人類のエゴの証だと言うのだろう。しかし、我夢はその光を守るべく戦う。そんな人間たちでも、その可能性を信じて戦う。それが我夢の使命なのだろうか。


JAN.31.1999 「星獣戦隊ギンガマン」 “第四十八章 モークの最期”

脚本:小林靖子 監督 :長石多可男

 いよいよ最終回3部作に入ってまいりましたー。地球魔獣の汚染を防ぐために、自らの体の中に毒を吸い込むモークである。で、まぁ、結局それで死んじゃうだけどね。話としてはそれだけなんだよなー、サブタイトル通りに。一生懸命頑張っても、駄目なときは駄目っていうことが、今回の教訓でありました。
 あー、そうそう、ブクラテスもついにシェリンダの一突きの前に倒れてしまったし。思い切りの良いシェリンダ様の刀にかかって死ねるなんて、ブクラテスも幸せ者じゃないの。これでヒュウガも開放されるという事なのだろうかね。


JAN.31.1999 「燃えろ!!ロボコン」 “大当り!! ロボ根性全開”

脚本:西園悟 監督:坂本太郎

 ついに復活してしまったのだ、ロボコン。やはり、前のロボコンを見ている目からすると、造形的にはスッキリしてるなぁという感じ。変形ギミックのせいで、脇腹の出っ張りが気にはなるけど、頭も独立して動くし、変形も良く出来てるし、ボディの内部もいい感じ。もちろん、他のロボット、特にガンツ先生なんかは奇麗になったなぁという印象ですな。
 さて、今度の家族はパパさんが渡辺いっけい、ママさんがMIE改め未唯という豪華なキャスティング。しかし、未唯がお母さん役を演るというところに時代を感じますなぁ。子供たちは今風なシラケ方があるみたいでいいかも。これがロボコンのロボ根性でどう変わっていくのかが見せ場という事になるのかな。
 ロボコンのめちゃくちゃな騒動ぶりはあいも変わらずといったところか。人間と仲良くなりたいがゆえに、むちゃしてへましての連続。でも、そのひたむきな姿勢に打たれる人たちとの心の交流がポイント。
 お約束の採点は、さすがに新しさがあったねぇ。多分、こういうギミックはおもちゃに活かされるのでしょうな。
 さて、なんといっても、このロボコンで注目はロビーナちゃんである。うーーむ、14歳にしては色っぽすぎ。可愛いじゃないの。でもって、コスチュームはセクシーだし。なんかイケナイもーそーに走ってしまいそうだわ、おぢさんは。これは、毎週楽しみだわ。


JAN.31.1999 「CURE」

 サイコシリアルキラーものかと思わせて、実はそうでない。もっと人間の心の奥底に潜む狂気をさらけ出すような、見ていると居心地が悪くなるフィルムである。なぜなら、高部は見ている自分自身の投影になってしまうからだ。仕事・家庭全てにおいて張り詰めた生活を送っているうちに、知らず知らず狂気の領域に足を踏み入れているのではないか。そんな不安感を起こさせる。「羊たちの沈黙」のレクター博士のような、そんな近づいただけで毒されるような記憶喪失の男、間宮。この男の毒のため、自ら死を選んでしまった佐久間。間宮の毒と必死に戦い、自我を保持し続けようとする高部。間宮と高部のあやうい関係がもたらす結末は、高部の勝利のように見えるが。
 間宮を演じる萩原聖人、高部刑事を演じる役所広司がともに好演。このふたりのやりとりが、ストーリーの主軸になり、現実と狂気の狭間へと、観るものをいざなうのである。
 ラストで高部のいるファミレスのウエイトレスが持ち出すナイフ。これが意味するところは何か?そして、その後、どんな惨劇が起こるのか。間宮を滅ぼしたところで、全ての人間の心の奥に眠る狂気をなくす事はできない・・・。嫌みのある余韻を残して、エンディングクレジットは始まってしまう。奇妙に引っ掛かりを残す映画である。

「CURE」 97大映 監督:黒沢清 出演:役所広司 、萩原聖人、うじきつよし、中川安奈、螢雪次朗、洞口依子、 でんでん 他


JAN.31.1999 「スキャンドール」

 金もあり、時間もあり、世の中の快楽という快楽にに飽いてしまった男。それが、マンションの隣人の生活を盗聴、盗視するという新たな快楽を見出す。しかし、そこには大きな落とし穴が…。
 うだつの上がらないサラリーマンである隣人のもとに定期的に通う美しい女子高生。その男と女子高生の関係に興味を持ち、やがてそこに介入してしまう男。だが、可憐な女子高生と見えた少女は、全く別の顔を持っていたのだった。
 可憐な少女という仮面の下にある残虐性。清楚な制服姿と、ボンデージ衣装。この2面性を描いているのがこの作品である。その少女の残虐な面に引かれて、敢えて奴隷に見をやつしていく男。男が徐々に正常な精神を欠いていく過程が興味深いのである。
 マンションの隣人達の異常な行動もなかなか面白い。どの人物も普通でない行動を取る。と見える。が、誰も見ていない状況では、誰しも不可解な行動を取るものなのではないだろうか。自分の姿を映し出す鏡。れが男の発明したバーチャル盗聴盗視マシンなのだ。
 R指定だけあって、エロティックな描写も多い作品、なかなかの佳品である。主演の松田洋治と三上寛が非常に良い。

「スキャンドール」 96東映ビデオ 監督:小松隆志 脚本:小中千昭 出演:愛禾みさ、松田洋治 、岩崎静子、城野みさ、遠山俊也、三上寛 他


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