TOKUSATSU TUREZURE-KUSA 00 AUG.

AUG.6.2000
「未来戦隊タイムレンジャー」 “Case File 25 途切れた信頼”

脚本:小林靖子 監督:松井昇

 アヤセの体調を心配して、演習で本気になれない竜也。その事情がわからないユウリは竜也に対する信頼感をなくし、またアヤセも特別扱いされることに対して異を唱える。ばらばらになってしまったトゥモローリサーチの面々である。そんな状態でロンダーズに挑む彼らなのだが…。
 実は、その前に彼らは竜也の母親の実家へ仕事に出かけていた。竜也はおじいちゃんと空手の練習に、他のメンバーは引越し荷物の整理。なんか不公平かも…(笑)。そして、ユウリは竜也の母親から、彼の性格を知らされるわけだ。
 ロンダーズのゲンブが作り出す異次元空間って、ロンダーズの強力な武器になるような気もするのだが…。あんまり有効に使ってないなぁ…。このゲンブ空間に閉じ込められた5人は絶対絶命か!以下次週。


AUG.6.2000
「仮面ライダークウガ」 “EPISODE 27 波紋”

脚本:井上敏樹 監督:渡辺勝也

 都内のプールでまたも次々に起こるグロンギによる大量殺人。しかも、謎のルールに乗っ取っての行動なのだな。そして、その事件の起こったプールに直前までおやっさん、みのり、恵子先生、そして奈々が遊びに行っていたことから、彼らの間に動揺が走る。ニュースで惨事を知った瞬間、波紋が…。もう少し長くそこにいたら、ひょっとしたら自分達がグロンギの犠牲になっていたかもしれないという怖さである…。
 恵子先生は生まれてくる子供をこのような世の中に送り出すことに対して不安を抱く。このグロンギによるわけのわからない殺戮行為が行なわれている世界は、まさに今の時代とシンクロしている。そんな不安感に対して、我々はどう対処し生活していけばよいというのか…。
 現場に駆けつけようとする雄介の前に現れるバダー。人間体から怪人体に、ついに「変身」してしまう…。変身ポーズ付き。うーん、まさにこちらが仮面ライダーである。乗ってるバイクも同じように変身するし。
 水着篇というわけで、みのりっちの可愛い水着姿、堪能できましたな。そしてゴ・ベミウ・ギ人間体のチャイナドレス&水着もなかなか楽しませてくれました…。いやいや、ベミウ人間体なかなか色っぽくてよいですなぁ。


AUG.13.2000
「未来戦隊タイムレンジャー」 “Case File 26 信頼の秒読み(カウントダウン)”

脚本:小林靖子 監督:小中肇

 ゲンブの空間から逃れることが出来たのでは、竜也とユウリのみ。このふたりだけで、残る3人を救出しなければならない。しかも、お互いを絶対に信頼していなければ成功し得ない作戦で…。
 つうわけで、前回からの引き続きの話である。竜也の母親から話を聞いていたユウリ。先の演習での竜也の態度の裏には何か事情があることを察するわけだ。そんなふたりが抜群のチームワークでゲンブ空間を破壊するのだった…。
 なんつうか、小林脚本だなー。5人のチームワークというか友情というか、そういうウエットなドラマを戦隊シリーズの視聴者にもわかるようにわかりやすく描けるのは、やっぱこの人って気がしますわ。
 ゲンブが出たら、朱雀もいそうなものだが…そういうことじゃないか?(^^ゞ


AUG.13.2000
「仮面ライダークウガ」 “EPISODE 28 解明”

脚本:井上敏樹 監督:渡辺勝也

 今回の肝は、グロンギの殺人ゲームのルール解明だろう。プールで次々に殺人を行なうベミウ。そしてその法則は、プールの頭文字と五線譜の関係…なのだけどね、ちょっとチープに感じてしまったなぁ、今回は。ド・レ・ミっていうのはなんかへぼいような…。せめてC・D・Eとかだとちょいとカッコよいのだけれども。まぁ、グロンギの覚えた日本語がその程度のレベルということなのかもしれんしね。前々回のゴ・ブウロ・グのルールも今回明らかに。なるほど、区の名前を五十音順にね。
 さて、生まれてくる子をこの世の中に送り出すことに不安を感じている恵子先生だが、みのりっちの慰めが効いたらしくひとまず安心。みのりっちのポジティブな考え方は、そのまま雄介の考え方でもある。以前にも書いたが、雄介のポジティブな考え方は伝染していくのだろう。みのりっちなどはもうずっと一緒に暮らしてるわけだからね。プチ雄介といてもおかしくないわけで。
 さて、グロンギのルールを解いた雄介は海に先回りしてベミウと対峙。青いクウガが見事に倒すわけだ。
 そうか、このベミウ人間体の伊藤聖子さんは「蛇女」だったのね…。蛇づくしで…。  


AUG.20.2000
「未来戦隊タイムレンジャー」 “Case File 27 小さな故郷”

脚本:小林靖子 監督:諸田敏

 今や日曜朝のダブル癒し系キャラの片割れとなったシオン。(あー、もうひとりはもちろん、五代雄介だよね)そのシオンがメインの話ってこんな感じだよね。宇宙人ゆえ、自分の故郷というものが無いシオン。ハザード星人のダップと同じ境遇ダップね。見た目は随分と違うが(^^ゞ。そんな彼が守るものは、人が大事にしている、小さな心のよりどころ。それを私利私欲の犠牲にするロンダーズが許せない。シオンはそんな優しい心の持ち主であり、癒し系なのだよね。
 今回は一応夏のお約束の水着篇だったのだけれど、あまりユウリの水着はご披露いただけませなんだな。やはり貧(ピーーーーーー)だから…?リラも水着じゃなかったしねぇ…。ただ、リラはさ、もう後楽園野劇の本橋由香ちゃん演じるセクシービキニリラを観てしまったからなぁ…。
 ところで、タイムロボターはやはり商品化されてしまうのだろうか?


AUG.20.2000
「仮面ライダークウガ」 “EPISODE 29 岐路”

脚本:荒川稔久 監督:長石多可男

 やはり雄介の体は変化をし続けていた。もちろん、それが体にいいわけがない。椿の診断によると、雄介の体はこのままでは闘うためだけの生物兵器となってしまうことになる…。しかし、それでいてもまだ雄介はサムズアップをするのだ。本当に全く心配していないのか。本来なら痛みがあるはずなのに、それも感じないというのか。そして、そこまでして彼は戦いを続けていくのか。雄介の心の中にも、やはり心配はあるのだろう…。しかし、それを人に見せることはない。それが五代雄介というキャラクターなのだ。
 しかし、今後は彼の苦悩の部分も描かれていくのかもしれない。それは、“仮面ライダー”と呼ばれる(劇中では一度も出てこない単語だが)ヒーローの定めなのだろうか。
 さて、今回は以前出た蝶野がまた登場している。かつてグロンギに憬れた彼も、今は夢を持った青年となっているようだ。が、この蝶野の登場は本筋に全く絡んできていないのだが…。これも後半でちゃんと関係が出てくるのだろうか?でなければ、あまり意味のない挿話となってしまうような気もする…。
 今回のグロンギ怪人、ゴ・ガメゴ・レはカメ種怪人。つい数週間前のタイムレンジャーに出てきたのもカメ怪人だったが、さすがにグロンギのは強そうに見える(^_^;)。顔を見ると南米の翡翠マスクみたいでちょいとコワイ。やはり、体が硬いのがウリのようで…。


AUG.27.2000
「未来戦隊タイムレンジャー」 “Case File 28 再会の時”

脚本:小林靖子 監督:諸田敏

 なんか急展開ですな。浅見パパにタイムレッドであることを知られてしまう竜也。で、その浅見パパは何やら怪しげな特殊部隊作ってるし。そんでもって、その特殊部隊には、竜也と過去のしがらみがありそうな滝沢直人がいたり。
 この滝沢直人って一体何者なの?って感じの登場ですな。妙にフューチャーされてるし。え、なに、こいつってアレなの?戦隊物恒例の?え?だってアヤセとキャラかぶってんじゃん…。
 今回のタイムレッドはほとんど壊れたマスクでの登場。つうことで、竜也ご本人がスーツ着て殺陣やってんですな…。この人、結構動ける。さすがに空手有段者ってとこでしょーか。


AUG.27.2000
「仮面ライダークウガ」 “EPISODE 30 運命”

脚本:荒川稔久 監督:長石多可男

 ゴ・ガメゴ・レを倒すため、そしてみんなの笑顔を守るため、ついに雄介はライジングマイティフォームに…。その体は決して万能ではない。大きな力を出せば出すほど、雄介の体は蝕まれていく。無理をすればその分、体に跳ね返ってくる。そのことを知りながら、雄介は戦うわけだ。
 それは蝶野と椿の会話で語られる。あいつがへらへらしてるだけの男だと思うか?椿の問いかけに蝶野の気持ちも変わる…。そうか、雄介の体のことを語る相手として、蝶野を使ったわけね、荒川さんは。へらへらだけの人間ではない、そう見えても人は何かしら十字架を背負っているもので。蝶野だけが被害者面するなと。そういうことだ…。
 さて、ついに最強のライジングマイティフォーム。そのキックの威力はすさまじく、ゴ・ガメゴ・レの爆発の影響は、その近辺をどんどんと巻き込んでいく…。うーむ、大丈夫なのか?


AUG.31.2000
「ジュブナイル」

 終業式がやっと終わる。小学生のMAXは教室を一番に飛び出す。明日から待ちに待った夏休み。今年の夏休みは何をしようか…?そんな開放感で一杯のMAXは、校門を出たところで足を止める。そこではおじさんが映画の割引券を配っているのだ。東宝チャンピオンまつりに東映まんがまつり。大映の2本立ても。そうだ、映画行こう!
 そんな小学生の夏休みのワクワク感を思い起こさせてくれる映画が「ジュブナイル」である。この映画、「ジュブナイル」というタイトルとは裏腹に、むしろ大人があの遥かかなたに過ぎ去ってしまった夏を思い出すための映画ともとれる。Boy meets girl.そしてBoy meets robot.さらにBoy meets monster.という小学生の理想の夏休みの思い出を描いた映画だ。子供達がのびのびとしていていい。MAX的には鈴木杏ちゃんに大注目だったわけであるが…。また、その子供達のちょっと頼りない兄貴分の香取慎吾がまたいいのだ。彼の代表作になるだろうな、この作品は。
 もちろん特撮的なレベルも非常に高い。山崎監督のVFXは、「ジュブナイル」の世界を最大限に魅力的に見せることに成功している。違和感のないCGと実写の合成は、日本音特撮もここまできたのかと唸るばかりである。
 それと、山下達郎の主題歌がいい。この歌がさらにノスタルジックなイメージをかきたててくれるのだ。あの神崎ラジヲ商会の外観に妙にマッチする…。
 さて、ワタシが観に行った小屋では、観客のほとんどが子供だった。だが、子供達はちゃんと、笑うシーンでは笑い、泣くシーンでは泣いていた。その反応を見てうれしくなる。大人だけではなくて子供も楽しめるジュブナイル映画。それが「ジュブナイル」なのだ。

(この文章は、先にTokyo Movie Networxに掲載されたものを加筆修正したものです。)

「ジュブナイル」00 東宝 監督/脚本/VFX:山崎貴 出演:香取慎吾、酒井美紀、鈴木杏、遠藤雄弥、清水京太郎、YUKI、吉岡秀隆、緒川たまき 他


AUG.31.2000
「さくや 妖怪伝」

 「さくや 妖怪伝」。これはもう、安藤希の魅力だけで語られる映画といっても過言でないのでは?ま、ちょっと言い過ぎかもしれんが…。
 往年の大映妖怪映画のごとく次から次へと妖怪が出てくるのかと思ったが、残念ながらその期待は裏切られた。しかしながら、さくや役の安藤希の凛々しさにはすっかり骨抜きにされてしまったのである。「ガメラ3」でもちょっと気になっていたのであるが、まさに「さくや」は彼女のはまり役。闘うオンナノコにはどうも弱いのである。
 ストーリー的には、ちょっと盛り上がりに欠けるかなぁという感もある。特にクライマックスへの持っていき方。いわゆる道中ものだと思うんだけど、うまくラストに繋がってないかな?って気も。また、演出的にもちょっとちぐはぐな印象を受けるところもある。コミカルなシーンを入れるのはいいけど、うまくやらないと浮いてしまうと思うのだが。
 しかし一方で、松坂慶子の凄さを再認識。やはり、存在感のある女優だ。それがあそこまでやるとは…さすがである。やはり、この人がスクリーンに映ると、存在感が全然違うのだよね。それが巨大な化け物であっても。
 原口・樋口組の作るビジュアルも、ダイナミックな構図が多くて楽しめる。特撮的には満足できるクオリティである。
 気楽に観られる特撮映画だと思う。できれば、これでシリーズ化とかして欲しいねぇ。テレビかOVで…。

(この文章は、先にTokyo Movie Networxに掲載されたものを加筆修正したものです。)

「さくや 妖怪伝」00 トワーニ 監督:原口智生 特技監督:樋口真嗣 出演:安藤希、山内秀一、嶋田久作、逆木圭一郎、藤岡弘、松坂慶子 他


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