2004年02月22日

スカイハイ2 第六死「拳」

ウーン、今回の死者はK-1選手。らしのだが、格闘技って全然興味ないので全く知らない人なのよ。だから、残念ながら普通に観て、あまりの大根ぶりに吃驚…。まぁ、ファン的にはうれしいのでしょうが、MAX的には今回はそれが気になって

しまったわけだけど、まぁ、ストーリー的にはこのK-1の人、あ、須藤元気さんですね。この人の“素”のキャラを活かしたちょっといい話っぽいわけです。ま、今回は悪い人が全然いないという珍しいパターンかもね。最初から呪い殺すというキャラでもないでしょう、このK-1の人。爽やかな感動というお話でした。
それよりもよかったのは助演陣で。ま、婚約者のの高橋かおりは置いといて、母親役の浅茅陽子はイイ。さらに細かいところでは花屋の主人の諏訪太郎。この人好きなんだよねー。アバレンジャーもよかったけど、「発狂する唇」、「血を吸う宇宙」での怪演が素晴らしい。それとスポーツ紙記者役の蛍雪次郎氏。まぁこの方に関しては言うことないですな。
まま、そんなわけで、そういう回もあるかと。

2004年02月15日

スカイハイ2 第五死「最後の恋」

「恋」というものに踊らされてしまう人って少なくない。それが本物の恋ではなく偽りの恋であったとき、そこに悲劇が往々として生まれる。そんな悲しい話が、今回のエピソードである。

子供のいない夫婦。実は夫には愛人がいる。しかもその愛人、男だと。結婚は偽装であった。そして、妻は子供をなし家名を継ぐために嫁がされたただの道具。さらには、子供をつくるために、人工授精をしろと迫られる。東ちずる演じるそんな35歳の主婦が、いわゆる出会い系にハマってしまうのは、無理もないことかもしれない。
だが、そこで出会った男が悪かった。誠実で優しい大学生…に見えたのだが、実は出会い系で金持ちマダムを漁るような男。いやぁ、須賀貴匡くん、久しぶりだねぇ。ヒモ男ぶりがなかなかの好演ですなぁ。龍騎の頃に比べると、大分いい感じになってきたんじゃないの、男っぽくなったみたい。
でもね、所詮は出会い系で知り合った、年の差のある男女。本気になるほうが、逆におかしいとも考えられる。須賀くん演じる合田の言うことも否定しきれない。だが、それを本当の恋と勘違いした30代半ばの主婦にとっては、悲劇以外のなにものでもない。

天国で再生することを一度は決めた彼女だが、結果的には男の本音にかっとなり呪い殺してしまう。皮肉なことに、夫の愛を知ったのは死後であったが、もうどうしようもない。地獄への階段を下りて行く彼女。なんともやりきれないものを感じるが、本当の恋を知ったのだからという彼女には迷いはないのかもしれない。

2004年02月07日

スカイハイ2 第四死「夢」

「夢」を持つことは生きる力をもたらしてくれる。しかし、その「夢」に執着した人間は得てして大きな過ちを起こすことが多くなる。そんな「夢」に執着した者がここにまたひとり。

やはりアスリートの世界は厳しいのかね。走る、オリンピックで走るという「夢」をかなえる為には、他人を犠牲にしてもかまわない。というか、勝負自体が人を蹴落とすというものだから、それは当たり前なのかもしれない。何も競技の時だけが勝負というわけではなく、普段の生活全てがアスリートにとっては勝負の場であると考えるのなら。「自分のために走る」という言葉は建前であって、本音を隠すためのものなのかもしれない。
そんなむき出しの本音を露にする者、それを隠して生きている者、どちらが幸せなのか。どちらがより「夢」というものに近づく生き方をしているのか。今回は、そんなクエスチョンを突きつけられたような気がした。死者である静香はひとみを呪い殺そうとしたが、最期にそれをあきらめる。ひとみの姿勢の中に、共鳴するものがあったからだろう。

毎回のパターンではあるが、最初に選択したのと違う選択を最後にはすることになるどんでん返し。ま、それはそれで安心して見られるのだけど。

2004年01月31日

スカイハイ2 第三死「ジャッジメント」

大きな力を持つ者がその力の使い道を誤ることは、許されざる罪である。しかしながら、それが愛する者を救うためだったとしたら、どうなのだろうか?

難病の娘を持つ女性弁護士。その娘の主治医が殺人を犯し、弁護を依頼する。医者は確実にクロ。しかし、医者が投獄されると、自分の子供は助からない。子供を助けるためには、どんな手をも使って無実を勝ち取らなければならない。どんな手を使っても。
ううむ、なかなかうまいシチュエーションである。
とよた真帆演じる女弁護士は、自分がやってきたことをどう感じていたか。弁護士として法を護ること、弱者を救済すること、その基本的な精神から敢えて眼を背け、娘のためだからと医者を無罪としてしまった。その結果さらに犠牲者を増やすことになる。
結果、自分を殺した犯人を憎まずに、医者を呪い殺す選択をした彼女。これによって、この先さらに出るであろう犠牲者を救うことができたということに。
娘は手術に向かうが、その執刀はもちろん違う医師であろう。そして、その手術が成功する確率は非常に低い。また、その結果を見ることなく、彼女は地獄へと旅立つ。
大きな力を持つ者がその力の使い道を誤ることは、許されざる罪である。しかし、親というものはそうしたものなのではないだろうか。

スカイハイ2公式HP

2004年01月25日

スカイハイ2 第二死「バロック」

渡辺典子が、かつての人気にやや翳りの出てきた30半ばの女優役を好演。ある部分彼女自身とのオーバーラップもイメージされて、かなり説得力のある演技だった。そして、彼女の最後の選択に視聴者は驚かされることとなる。

今回も金子修介監督。付き人の裏切りによって殺されてしまった女優。渡辺典子が前半は怖い女優を演じているのだが、その付き人役の上原さくらが後半徐々にその正体を現してくる。上原さくらは怖いねぇ。いかにも性格が悪そうな顔をしている(失礼)人が性格の悪い役をやっているのだから、これはもう怖くないわけがない。
だが、女優としてのプライドが渡辺典子演じる玲香を、最後の最後で選択を変えさせる。最後に仕事場を見たい、そう言って地上に降りた玲香。だが、元付き人で今は女優となっているのぞみの一言。「あなたもう終わっているじゃない」。そして、のぞみは呪い殺された。
なんというか、人間の怖い部分を見せられたという感じかな。その後の再生の道ではなく、その瞬間のプライドを優先してしまうのもまた、人間的ということか。

2004年01月17日

スカイハイ2 「第1死」

前シリーズ、そして劇場版に続いて、恨みの門番イズコが帰ってきた。悲しい死の物語がまた始まる。
前シリーズは見ていた。劇場版は残念ながら未見である。この「スカイハイ」にはなにか惹かれるものがある。それは、やはり人間の「死」というものを全面に扱ったドラマであるからだろう。

それは、やはり人間の「死」というものを全面に扱ったドラマであるからだろう。「死」というものは、実は身近なものであり、それはいつ自分に訪れてもおかしくないものであると。そんなことを見るたびに思い出させてくれるのだ。
新シリーズ「第一死」の監督は金子修介氏。キャストは伊原剛志、寺田農、布川敏和といったベテラン陣を使って、感動的なエピソードに仕上げてくれた。つうか泣いたよ。子供を殺すのは反則でしょう、まったく。でもうまいねぇ。お話としては大体結末は見えてるんだけどね、まぁ、そこに持って行くために積み重ねの演出がよかったかと。
週末の楽しみが増えました。