2004年05月03日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 13 地獄門」

「黒井ミサが東京を呪い殺す…」魔女、黒井ミサ。ミサの最大の敵は意外な人物であった。バシリスクを目覚めさせ、東京を真の魔都に変えんとする黒き力。ミサは東京を救うことができるのか。田上とともにミサは最後の戦いに赴く。

ミサはひょんなことから仲間となった者らの力を借りて、その敵に向かわんとする。魔女である彼女に、魔女の仲間が助力する。ミサは黒き力ではなく、白き力に動かされる者なのか。
しかし、その最大の敵の正体は、黒井ミサ自身であった。黒と白、光と陰、正と邪。二つに分かれた一人の魔女。魔女は魔の力を行使する者。故にここにいるミサは本来の魔女ではないのかもしれない。
やがて地獄の門が開く。ミサは一人、その門を閉じに行かんとする、しかし、その役を敢えて果たさんと、田上が行く。過去の過ちを悔やみ、それをこの行為で償えるかと、行く中年男。それを見送る少女、いや魔女。
以外とあっけない幕切れであったかな、残念ながら。それでも、上野なつひが演じたこれまでにない黒井ミサ像はなかなか斬新であった。ディレクターズカット版で、もう一度この最終回を見てみたい。そんな気がする。

2004年03月28日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 12 魔女の鉄槌」

バシリスク、それは蛇の王。そのバシリスクが今、東京で目覚めんとしている。呪詛にまみれた都市、東京で。バシリスクが目覚めたとき、東京は壊滅するのか。しかし、その目覚めの障害となるものがある。それこそが、魔女、黒井ミサだ。

しかし、ミサは無力である。呪詛に満ちた都市に住む人々に対して、魔女の呪いはもはや効果はない。バシリスク・イブとして人々に弾劾されるミサ。彼女はついに、その敵とあいまみえんとする。五芒星の中心で。そう、敵が送り込んできたのは、博美。敵は博美を使い、バシリスク症候群という病気を作り出して人々の心に敵愾心を植え付け、あまつさえミサをその病気の発症源として追い詰めた。そのミサに直接攻撃を仕掛けてきたのが、またも博美である。
博美の力はバシリスクによって、さらに大きなものへと成長していた。しかも、過去にミサに対しての私恨のある博美。目障りなミサを手にかけんとした時…そのミサを救ったのが田上である。魔的な力など全く持ち合わせない、人探しの得意な探偵。だが、彼がミサの力になれる。魔女の鉄槌は、博美に対して下された。
そして、ふたりは東京を救わんと戦いに赴く。東京を破滅から救うために。

西田健、最高にいいですなぁ。

2004年03月21日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 11 魔女狩り」

額に第3の眼が突如現れるというバシリスク症候群。伝染性もあり、罹った人間は凶暴になり特殊な能力も持つようになるという恐ろしい病気。これは社会から排除すべき。自警団を作って、バジリスク症候群患者を排除しようとする人々。こういった過ちを、人はずっと繰り返してきたのだが。

バシリスク症候群を排除せよ、狩れと、結果的にアジテートの先鋒になっているのは恵理である。しかし彼女は自分の特別な力によって選ばれた存在であると思っているが、彼女もまた単なるマリオネットに過ぎない。その後ろに大きな力が動いている。その力は東京を本当の魔都にしようとしている。かつて南淵高校を実験フィールドとして利用した、それをさらに規模を大きくし、東京全体を魔都としようとしている。そして、その存在は黒井ミサという存在が邪魔なのだ。
黒井ミサの周りに現れる謎の存在。“式”か?あきらかにミサに標的を定めて襲ってくる闇の力。そして、田上との共闘を受け入れたのもつかの間、バジリスク症候群の発症元、最初の患者としてミサが名指しで追われることとなる。何が一体ミサを追い込むのか。そして、闇の力の目的は何なのか。

2004年03月14日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 10 流転」

1年間の記憶を失ったミサ。失踪した女子高生千砂。このふたりの関係がついに明らかになった。それは1年前の陰惨な事件に端を欲する。ひとりの少女の死、ここから眼にまつわる一連の事件が始まったのだろう。

親から、いやこの世の誰からも愛情を受けていない少年。彼が、この世でたったひとり、愛した少女。愛してくれていると感じた少女。だが、それは単なる思い込みであり。彼女が元々持っていた“視える”力への恐れか、それまでの一方的な思いのベクトルは、ここで完全に180度逆転する。少年は壊れたのか、いや元々壊れていたのか。
千砂は岸田に殺害される。肉体を持たぬ黒井ミサが見つめる前で。そして、殺されてもなお千砂の肉体は生を求める。そこに、哀れさを感じたミサは、その肉体を借りて復活する。が、火を放たれて骨だけとなった肉体が、地中で元に戻るまで1年を費やした…。
こうして、ミサは再び千砂の姿形を借りて地上に降り立ったのだった。肉体を持たないミサは、あのトレードマークのセーラー服だった。なるほど。本来なら、顔も千砂の顔というのはおかしいかと思うが、これは演出上そうなったのかな。亮子には別人と言われていたのだが。
魔女はなぜ復活したか。それはいまだ明確には語られていない。

2004年03月07日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 09 眼球譚」

“黒井ミサ”はやはりフォークロアであった。かつて亮子が少女であった頃に出会った魔女。それが黒井ミサ。そして、街にはずっと前から“黒井ミサ”と呼ばれる魔女の噂は流れていた。では、いまここにいる黒井ミサは何者なのか。

黒井ミサと四方田千砂の関係は。過去1年間の記憶を失っているというミサだが、それ以前の記憶は誰のものなのか。田上に、亮子にそのアイデンティティを揺るがされて、ミサは夜の街を彷徨する。
そして同時に邪眼を持つ女、博美はその力を邪な思いを遂げるための道具として用い、自分は特別に選ばれた人間であると思うようになっていた。
だが、その博美も実はさらに大きな力に利用されている、らしい…。そして、その力はミサをも狙っているようだ。
多くの謎は、四方田千砂という失踪した少女あるいは黒井ミサと名乗る魔女が握っている。

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 08 幽体」

呪う者が辿る運命は、緩やかに破滅へと導かれる。いや、破滅ではない。消滅か。周りが気づかないうちに、自分が見えない存在と化し、そして異形のものが入れ替わる。これは、恐ろしい。

由比奈は薫に呪いをかけたことを悔やんでいた。が、時既に遅く。もう一人の自分が、ドッペンルゲンガーが目の前に現れて、自分と入れ替わろうとする。自分は他人からだんだんと見えなくなっていく。友達に話しかけようとすると、そこにはもうドッペルゲンガーが先回りしていて、自分の姿は見えていない。幽体が現れ、自分と入れ替わり、そして自分が幽体になってしまう。少女が女へと変わる瞬間。そんな脆い時に、実はみな別の自分に入れ替わっているのかもしれない。そんな気がする。
今回はもまたちょっと変わった演出。モノローグとテロップで、そんな少女たちの脆い“時”を表現している。まあ色んなことができるんでしょうな、この時間帯って。

2004年02月22日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 07 複眼」

今回は一風変わった、弁士による無声映画仕立てでストーリーが語られていく。いや、語られるというか再構成されていくといったほうがいいのかな。いままでのおさらいを兼ねて、呪いの恐ろしさを語るのだ。

たかに見える伏線たちが、だんだんと絡まり始める、皆がどこかでリンクしている。それらの根幹にあるのは、南淵高校を舞台とした呪い。
由比奈のかけた呪いは薫の眼を蝕んで行く。それを救いたいと気をかける恵理。恵理の友情はミサを動かし、呪いはかけた者、由比奈に戻る。その由比奈、岸田を巡っての嫉妬で薫に呪いをかけた。そいの岸田は、黒井ミサこと四方田千砂を殺した…?さらにキャスターへと転進した博美にパトロンの大物政治家が与えたマンションに、岸田は住んでいる。その岸田の父親?は件の大物政治家の秘書であり、それを追っているのがルポライターの萩原。そして興信所の田上は萩原と共に行動し、四方田千砂失踪の謎を追う。
と、それぞれの事象が複雑に絡まりあいながら、大きなループとなって堂々巡りをはじめる。その和の真ん中にいるのが、黒井ミサか。
気になるのが、「赤い部屋」にいる包帯の女。ひょっとすると、あの女こそが本物の…?

2004年02月15日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 06 怪物」

ミサに対して、あからさまな悪意を持って戦いを挑む者が現れる。まさにそれは怪物。人間の力を凌駕し、またその精神もまた汚染されている。それは“眼”によって操られ、人々の“眼”を刈り取って行く。自らの“眼”を埋めるために。

ここで初めて、なにか邪悪な大きな力の存在が明確に確認できた。この存在、“眼”と黒井ミサ、いや四方田千砂との間にどんな因縁があったのか。過去の記憶をなくし突如夜の魔都に姿を現した魔女、黒井ミサ。彼女が四方田千砂であったときに、なにがあったのだろうか。
ミサもまた、その失われた記憶、自分の本当の過去に対して思いをはせる。だが、そんな気持ちは、彼女の魔女としての力を弱めてしまうもののようだ。過去を抹消することで、千砂はミサとして生まれ変わった。そして邪悪な存在に立ち向かう者になったのだろう。だからこそ、ミサはミサとしているときだけ、魔女としての力を発揮できる。
ひょっとすると、黒井ミサという存在は、人としてあるのではなく、ある種のシステムなのかもしれない。魔都が邪悪な呪いに満ちる時、それに対する力として自然と産み出される…。だからこそ、かつて何人もの顔の違う“ミサ”がいたと…。なんてちょっと思ったり。

2004年02月08日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 05 呪痕の城」

今回は南淵高校を舞台とした話。いわゆる学校の怪談的なハナシなれど、なかなかに根が深い謂れがある場所のようで。そこはまるで“呪痕の城”のようだとミサに言わしめる。

学内で起こった女教師の飛び降り自殺。それを発端に、今回の話が広がって行く。自分にあるかもしれぬ“力”に悩むもの。嫉妬がやがて呪詛に変わって行くもの。そして、学校に伝わるフォークロアがフォークロアでなくなる瞬間を体験してしまうもの。
ミサはそこを“呪痕の城”のようだという。魔都東京にはびこる呪いの徴。学校という閉鎖された空間などにはなおさらのことだろう。学校という場所は、確かに非日常的な場所であり、澱んだ空間があるところだと思う。そんな場所にミサは似合う。黒井ミサがいつも制服姿なのは、学校という場こそが彼女がいるべき場所だと、そういうことなのかもしれない。
虐められ呪詛をかけながら死んでいった教師。彼が呼び出そうとしたものは何だったのか。そして、それはもう呼び出されてしまったのか。少なくとも魔と化した教師はミサが闇へと帰した。
魔を封印するときのミサは美しい。

2004年01月28日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 04 悪の華」

ついに博美とミサが対峙する。邪眼を持って呪いをかける者、そしてそれを阻止せんとする者。ともに魔女ながら、その“力”の行使には大きな違いがある。その違いはふたりをどのように関係づけていくのか。

邪眼によって、その思いを遂げるための呪いをまきちらしていく博美。その“力”の行使はどんどんとエスカレーションしていく。まるで“力”を使うこと自体を楽しんでいるかのように。
そして、その博美と絡んでくるのが調査員の田上。かつて博美が邪眼でおこした呪いの殺人を調査するうちに、博美を中心に多くに不可解な事件が起こっていることに気づく。
ここで、ミサ、博美、田上が始めて一堂に会することとなる。
呪いをかけ続けてきた博美。しかし、人に呪えば、後で自分にその呪いが帰ってくるということを彼女は知らない。その事を忠告せんとするミサ。おなじ“力”を持つ魔女として。現に、“呪い返し”の兆候はすでに博美の身に現れている。そして呪い返しの裏には、大きな闇の力が蠢いているようだ。
今回は、ミサと博美、そして田上のファーストコンタクト。ミサもまた、田上の調査ファイルにあるわけで、記憶を失った1年の間に何があったのか。彼女が何故ミサと名乗るようになったのかがおいおいと語られていくのだろう。

2004年01月21日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night 03 赤い部屋」

ミサを取り巻く人々の日常が徐々に変わり始める。魔都東京。そこに集う呪の念。魔都はますます変わって行く。人々の呪が集中するその場所は、夜になると姿を変えるのだ。

ミサとほんの少しずつ関わった人たち。SMクラブ赤い部屋の女主人。人探しに長けた興信所調査員。無邪気に見えながら、その心の底に暗きものを持つ女子高生。窃視されるイベントコンパニオン。それぞれが少しずつ日常から逸脱して行く。そして、その中心にいるのが黒井ミサなのだ。
今回は、いくつもの伏線集といった風情のストーリー構成となっている。これらの伏線がどう絡み合い、どうミサと関わりあっていくのか、次回以降の展開が楽しみなところ。しかし、そんな前振り的な回ながら、ミサがダークパワーを発揮する見せ場もあり、楽しめる内容であった。
MAX的には、来栖あつこ扮する邪眼を持つコンパニオンが、どうミサと絡んでくるのかが非常に楽しみなところ。ライバルというか敵味方として、魔術を駆使したバトルなどしてくれると面白いのだが。

2004年01月17日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night02 儀式」

黒井ミサのイントロデュースは終わった。彼女が呪詛都市においてその力を発揮する時がいよいよやってきた。

黒井ミサが活躍する場は、やはり同年代の少女達がいるところ。大人でもなく子供でもない、そんな少女達は、やはり簡単に魔法や儀式といったものを受け入れやすいのだろうか。
街で消えた一人の少女。「儀式」に利用されたというその少女は、そこに至るまでどんな人生を歩んだのか。そしてその最後はどんなものだったのか。噂だけが少女達の口にのぼる。
「儀式」を生半可な知識で行ってはいけない。人を呪わば穴二つ。その報いは呪った側にもかならずあると。だが一番怖いのは人の念か。恨みを残して逝った者ほどその念は強いのだろう。儀式の犠牲となった少女は、その友達に憑く。ミサが解き放った少女の念は、他人の体を乗っ取り再び実体化したのだろうか。そして、今度はその体を乗っ取られた少女の念が街をさまようのだろうか。
様々な表情を見せるミサ。彼女についてはまだほとんど語られてはいない。しかし、そのまわりでは動きがある。どうやら渡辺いっけい扮する興信所の調査員が、そのキーを握っていて、そこから話にうねりがでてくるようだ。
こうしてミサの物語は紡がれていくのだ。
エコエコアザラク ~眼~ ウェブサイト

2004年01月09日

エコエコアザラク ~眼~ 「Night01 呪詛都市」

小中千昭氏が久々に実写作品に帰ってきた。あのダークヒロイン黒井ミサを連れて。

過去に何度も映像化されたこの作品。吉野公佳が、佐伯日奈子が、加藤夏希が演じた黒井ミサを今シリーズで演じるは上野なつひ。残念ながらこの人のことは全く知らなかったのだが、実際に彼女の黒井ミサを見ると、なかなかいい雰囲気。黒井ミサは、やはり「眼」がキーポイント。上野なつひはいい「眼」をしている。今シリーズのエコエコアザラクには「~眼~」というサブタイトルがついている通り、今後この「眼」を軸にエピソードが語られていくのだろう。
東京は呪詛都市。今、我々は簡単に人を呪う術を入手できる。そして、その呪いの対象だけでなく、自分の命でさえ執着を持たない者が、この都市に溢れかえっている。そんな都市を彷徨するミサ。その呪詛を取り除くために、彼女は在るのだろうか。
今回は第一話、イントロダクションとしてこのシリーズのテイストや世界観を決めるものと位置づけられるのだろう。黒井ミサの本質に迫るであろうこのシリーズは、過去の映像化とは明らかに違っているもの。面白い。否が応でも期待は高まる。
助演陣もいい。ベテラン渡辺いっけいはやはりうまい。今後登場してくる朝加真由美もしかり。また、来栖“ピンクレーサー”あつこがこれまでと違ったイメージの役柄で面白い。ちょっとしか出番はなかったが、福田“グリーンレーサー”佳弘が出てたのは、個人的に嬉しいところである。
次回以降はエコエコアザラクのテイストのひとつである学園ものになっていくようだ。そこで黒井ミサはどんな活躍を見せてくれるのか。彼女はいったい何者なのか?彼女についてわかっていることはただひとつ。
彼女自らが名乗った通り、「魔女」なのである。

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