3部作の第1章。大作ですな。しかし、3部作の大作でも、原作すべてを映像化はできません。なので、エッセンス、を映像化って感じですな。なので、原作を読んでいた方が、たぶん理解しやすいんじゃないかなぁ。過去と未来を行ったり来たりする話だしね。
そんな大役をさすがは堤監督、無難にまとめてますなぁ。つうか、コミック通りだモンね、カット割りとか。絵コンテを新たに起こす必要ないですなぁ。
無難とはいえ、あの原作のキャラクターたちが実際に実写で動いているところを見るのは楽しい。原作のイメージ重視でおそらくキャスティングされているのでしょう、みんな似てますわ。特に子役がいいかも。ヤン坊マー坊とかね、そりゃ動いてるのみたら笑うもんね。しかも合成で双子になってるわけで。
3部作は、第1章が2000年大晦日まで。たぶん第2章がカンナ篇、第3章がケンヂ復活篇なのかしらね。とはいえ、映画は原作とは違う展開ということらしいので、どうなるかわからんが。つうか、ともだちが最初から世界征服を目指してるからねぇ、この映画版では。
というわけで、なかなか楽しめました。次が楽しみですな。
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「20世紀少年」 08東宝 監督:堤幸彦 CAST:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、佐々木蔵之介、石橋蓮司、中村嘉葎雄、黒木瞳 他
これが最後。ホントに最後(?)。いや、最後だそうです。だからお祭りです。もう、最後だったら何でもあり。東宝特撮のいろんなエッセンスをもう一杯一杯に詰め込んで、2時間で一気に見せようってんだから、たいへんなこってす。
「海底軍艦」に「怪獣大戦争」、そして「怪獣総進撃」、さらには「妖星ゴラス」だもんね。もうおなか一杯です。昭和40年代という子供にとって最高の時代を子供として過ごした大人向けの「オール怪獣大進撃」といえますな。
そんなわけで理屈ぬきで楽しめ!そりゃ細かいトコ突っ込めばいくらでも突っ込めますぜ。でも、そういうつまんないことやめて、乗ってしまうしかない。正直乗り切れない、緩慢な描写もけっこうあるんだけどね、特に本編ドラマの部分とか。もうさ、マトリックスの真似は飽きたんだよね。でも、そういうとこには眼をつぶり、次々に繰り広げられる怪獣たちの死闘、轟天号の雄姿なんかに克目したほうが良い。
南極でガイガンをあっさりと倒すその強さに驚愕し。シドニーで例のマグロが好物のトカゲ大将を秒殺するシーンに喝采を送り、富士の麓(怪獣の最終決戦場といえばここ!)でキングシーサー、アンギラス、ラドンと繰り広げるバトルロイヤルに大笑いしなきゃ。そしてほとんど活躍しないままに倒されるヘドラの不憫さに涙せよ。
そして、最終決戦はモンスターX=改造ガイガン(ヤバイよ、これめちゃめちゃカッコいいよ!)VSゴジラ=モスラのタッグマッチ。オールスターですな、まさに。
モンスターXが進化してカイザーギドラになって、これが最後の戦いと。ホントにホントの最後の戦いですか。敵対していたはずの人類からパワーをもらって強くなり、宿敵ギドラをついに倒す。あぁ、このギドラがなぁ、惜しいなぁ造形的に。やはりギドラはキングギドラであってほしいし、あの黄金に光る鱗がないとちょっと寂しいが。
さて、ギドラをも倒し暴走するゴジラに前に立ちはだかるのがミニラつうわけです。ホント、リアルタイム小学生だった頃は、このミニラが嫌いでねぇ。いや、最近まで嫌いだったわけですよ、ミニラ。でも、まぁ、この映画でミニラ見たらもうなんでも許せちゃうような気がしました。こうやって真正面から見せられちゃうと、ぐうの音も出ませんぜ。アリです、アリ。素晴らしいことで。
そんなわけで、お祭りなので楽しんじゃおうぜ。
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「ゴジラ ファイナル ウォーズ」 04東宝 監督:北村龍平 CAST:松岡昌宏、菊川玲、Don Frye、水野真紀、北村一輝、水野久美、佐原健二、宝田明 他
11体の怪獣ズラリ…映画「ゴジラ FINAL WARS」生誕50周年の今年、シリーズ28作で完結する人気映画「ゴジラ FINAL WARS」(北村龍平監督、12月4日公開)に出演する怪獣が16日、東京・成城の東宝スタジオに勢ぞろいした。
いやー、最後だからもうなんでもあり状態?ってわけじゃないんでしょうが。
まぁ、壮観ではあります。
昭和37年生まれとしては、オール怪獣大進撃的なノリには燃えるものももちろんあるわけで、とりあえず初日にはマリオンに行きたいですね。
これを最後に当分また新作を見ることはできないわけですから。
FINAL「ゴジラ」、ヒーロー&ヒロインは大型カップル
TOKIOの松岡昌宏と菊川怜が主演。まぁ、それはともかく、記事内ではしきりに”最後の2ゴジラであることが強調されてるのね。ホントに最後?ってことはないと思うけれど。まぁ、一区切りという意味でしょう。
ストーリーも少し紹介されてますね。既に様々な怪獣がいる世界のようですね。最強の敵「モンスターX」ってのは、新怪獣なんでしょうか。
京極作品初の映画化である。さすがは蜷川監督、と言いたいところではあるが、これは予想外に普通っぽい映画であった。原作をオーソドックスに映像化しているという印象。もちろん、それは決して低い評価というわけではないのだが。
あの原作の内容を全て映像化すると、それは不可能なことだというのはよくわかる。しかしながら、原作のエッセンス、いやダイジェストの映像化を観たなぁという気がする。そこが残念なところか。おそらく、原作の「嗤う伊右衛門」を読まずに、あるいは「四谷怪談」自体を知らないでこの映画を観るのは非常に辛い体験になると思う。一見ではちょっとわかりづらい。ただ、これを二度三度と見て行くと、あぁ、ここでの台詞は後でこう繋がるのか、と思ったりするとこが出てくるのかもしれない。
唐沢寿明はさすが。無難に伊右衛門を演じており、演技者としての巧さを感じさせる。岩役の小雪は、ちょっと固かったかな。台詞がまだこなれていないというか、読んでる感が少しある。雰囲気はいいんだけどね。それと顔のメイクはもう少し大きくてもいいような気がするのだが。また、その岩が激昂して狂気にいたる様ももう少し迫力が欲しいところではある。それでないと、岩の「うらめしや」が生きない。この作品で最もいいなぁと思った役者は、香川照之。又市役にぴったりである。過去に同じ(といっても微妙に違う)キャラを田辺誠一が演じているが、ちょっと違うなぁと感じていた。しかし、この香川又市はよい。イメージどおり。しかも2時間という尺の中で原作を収めるために、狂言回しとしての重要度は高くなっている。この香川照之で「巷説百物語」を映像化したらいいのにと思うのは、私だけではないだろう。椎名桔平は言うこと無しの狂いぶりである。
ラスト。骨だけになってしまった民谷家。そこに残された箱に中にある死体。原作では、伊右衛門の顔も白骨化がやや進み、口の肉が剥がれ落ち歯が剥き出しで、まるで嗤っているかのように見えるというオチなのだが…もっと綺麗でしたな。それはそれでよいか。
無難な仕上がり。ただ、少しだけ物足りなさを感じてしまったのである。
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「嗤う伊右衛門」 03東宝 監督:蜷川幸雄 原作:京極夏彦 CAST:唐沢寿明、小雪、香川照之、池内博之、椎名桔平 他
根強いファンの多いゴジラシリーズ最新作「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ」の興収は約12億円。観客動員増を狙って、アニメ「とっとこハム太郎」を同時上映にしてから今年が3年目。1年目は27億円、2年目も19億円と健闘してきたが、今年は激減。
今年は悪かったようですね。内容は面白かっただけに残念。“ニモ”にやられましたか。
次作は50周年記念作品なので、ぜひとも挽回を。
昨年、公開数日目で見てきました。
今回は、「ミレニアム」以降初の前作の続編ということで。もちろん、「54ゴジラ」の続編であり、さらには「61モスラ」の続編であり、さらには「決戦!南海の大怪獣」ともリンクしてたり。「61モスラ」の世界観との繋がりは、メーサー殺獣車を軸に「×メカゴジラ」でも語られていたわけだけれど、小美人やモスラそのものは出てこなかったからねぇ。
で、一言で言ってしまうと、「面白いっ!」。
上映時間91分があっという間。まぁ、ハム太郎との併映によって尺が多少短くなっているんだけど、この作品はそれが良い結果になっていると思う。ほとんど冗長なシーンがなく、ぐいぐいと引き込まされる。手塚監督の演出がこなれてきたのかなぁ。
マニア的には、小泉“クイズグランプリ”博が、昔と同じ役で登場し、またも小美人を助けるという設定や、吃驚のカメーバ登場とそれにまつわる台詞にニヤリとさせられたりする。
金子“ガオレッド”昇は好演。パイロットでなく整備士を敢えて主人公に据えたこのお話をうまく演じきっているね。演技はうまくなったなぁ。そう、整備士ってとこがポイントなんだよね。機龍にゴジラの骨格を使ったこと、それに惹かれてやってくる2代目ゴジラ。そして、それに呼応し姿を現す小美人とモスラ。「×メカゴジラ」での機龍の暴走は、この「G×M×M」の伏線に過ぎなかったのではないかと思わせる、うまい繋ぎだなぁと。それで、クライマックスの機龍の暴走、中條義人との交流(SAYONARAはちょっとやりすぎという感もあるが、91分の映画では、あれもありかと観た後には感じた)、そして日本海溝に沈んで行く機龍とゴジラ。この沈み行く2体の姿の悲しさは何とも言えぬ感動を覚えましたな。人間のエゴイズムの犠牲になった2体だからね。その辺りは、「54ゴジラ」とも相通じるテーマだったりするわけで、非常によくできてますよ。
キャストは前述の通り金子昇はよい。小泉博は、年取ったねぇ。でも、よいお爺さん役でした。また中尾彬演じる総理が一々重い演技なれど、まぁさすがといったところかな。ただ、女優陣がいまひとつ。小美人の長澤まさみ、大塚ちひろは新人かぁ。硬いね、芝居が。でも、小美人ということで救われてるか。如月役の吉岡美穂ちゃんは、ううむ…。台詞が棒読みつうのはいただけないなぁ。動きもなんだか悪いし。残念。ちょっとだけの出演だった釈由美子に比べると、特にその差が出ちゃうのが辛いとこ。
特撮はまぁ、言うことないすね。東宝のこの特撮が、今の日本の特撮の最高峰ということでしょう。お金のかけ方も違うし。特によかったのはモスラの造形。羽のしなりもよいし。模様も初代を踏襲してるし。へんなビームとか出さないのが良いね。燐粉が命を懸けた最後の攻撃だしね。幼虫の動きも非常に良い。目の色が変わるのは初めてながら、こういう見せ方もあるのかと。過去の作品での2種類の目の色の説明にもなってるとも言えるか。幼虫のゴジラとの戦い方なんかは「モスラ対ゴジラ」へのリスペクトだったりするし。で、東京タワー、国会議事堂、六本木ヒルズあたりがもう壊れて壊れてすっきり。
そんなわけで、楽しめる映画でした。これで「ミレニアム」以降のゴジラは一旦締めで。いい区切りになったと思われます。来年は生誕50周年記念の「THE GODZILLA」とのこと。こちらも期待していいのかな?
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「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」 03東宝 監督・脚本:手塚昌明 製作:富山省吾 脚本:横谷昌広 CAST:金子昇、虎牙光揮、吉岡美穂、長澤まさみ、大塚ちひろ、小泉博、中尾彬 他